共和政と君主制
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共和政や君主制などと世界の国々の政治体制を分けることがあります。
この共和政と君主制には、どういった違いがあるのでしょうか?
簡単にいってしまえば、「王様がいる国か?いない国か?」ってこと。王様がいない国は、共和政。いる国は君主制です。
では、日本は共和政、君主制どっちなの?実は、この質問には、人によって解釈が変わってきます。しかし、概ね君主制といって間違いはないです。日本には、天皇がいますからね。
とはいえ、普通は君主制というと、王様が政治や経済、軍を動かす大きな力を持っているというイメージ。実は、現在では、そのような国は殆どありません。日本やイギリスのように王様はいるけど、憲法や規定には、その王様ですら逆らうことはできないといった国のことを立憲君主制といいます。(ちなみに実はイギリスには、憲法がないんですけどね。まぁ、それに似た決まりのようなものはあるので立憲君主制といっても一般的に問題はないでしょう)
では、北朝鮮や中国は、どのなの?
たしかに、北朝鮮や中国には、王様はいないものの、何代も同じ血族で大きな権力を握っていたり、ひとつの党が力を独占していたりする国はありますね。王様がいないので共和政といいたいところですが、実態はそうではありません。
このように、現在では、表面上と実態とがかけ離れてしまっている国や単純に共和政、君主制とでは分けられない国も多くあります。しかし、君主制は王様がいる国、共和政はいない国とざっくりとは覚えておきましょうね。
立憲君主制の主な国 |
日本・イギリス・モロッコ・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・ルクセンブルグ・ブータン・タイ・カンボジアなど |
君主制の主な国 |
サウジアラビア・アラブ首長国連邦・オマーンなど |
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