日本刀の重さは、普通の刀で重さ1.5キロといわれています。プロ野球で使用している木製バットが1キロ弱であることが多いので、それより重いということになります。
ちなみに剣道で使用する竹刀の重さが500グラムくらい。その3倍です。結構、重い上に日本刀だから、油断していると自分の足でも斬っちゃいそうですね。
王貞治さんが現役時代に真剣で素振りをしていた話は有名です。一流選手の王さんですら、初めて真剣を振るった翌朝は腕がパンパンになったといいますから、日本刀を振るうのは相当な力が必要ということになります。
鉄の塊である日本刀。しかし、実戦では、やはり軽いほうが扱いやすく有利であることは間違いありません。そこで、日本刀には重さを少しでも減らそうと根元から刃先にかけて細い溝が彫られています。この僅かな溝、僅かな軽量化が命のやりとりの世界では重要であったのでしょう。
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