日韓併合
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日韓併合(にっかんへいごう)とは、日清戦争・日露戦争に勝利した日本が朝鮮半島を植民地化した出来事です。
では、その日韓併合について少し詳しく見てみましょう。
日露戦争に勝利した日本は、その後急速に韓国への支配を進めていくことになります。まぁ、日露戦争もその前の日清戦争も韓国の利権を巡って起されたものですから、この2つの戦争に勝ち邪魔者がいなくなったわけですから、念願の韓国進出を進めていくわけですね。
1905年にはアメリカとイギリスから日本の韓国支配の承認を受け、同年、第一次日韓協約にて韓国から外交権を奪います。そして、首都のソウルに統監府(とうかんふ)というのを置き、韓国は日本の外務省を通じなければ外交交渉ができないようにしました。そして、その統監府の初代統監には伊藤博文(いとう ひろぶみ)が任命されます。この伊藤博文は初代内閣総理大臣にもなった人でしたね。
そうした日本の動きに韓国の国民も黙って見ている訳はありません。韓国の青年 安重根(アンジョウグン)は、その伊藤博文を暗殺してしまいます。
しかし、これは実に皮肉な結果となります。伊藤博文とは意外なことに韓国併合に反対の立場をとる唯一といっていい大物政治家だったといわれています。
その伊藤がいなくなってしまった!
そして、1910年、日本は韓国の民衆を抑え韓国併合条約を結び韓国は朝鮮と改められ日本の植民地となるのです。
日露戦争後、5年で行われた日本による韓国支配はその後、35年もの間、続くことになります。
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