野口英世
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野口英世といえば日本人で知らない人はいないというほど有名な人ですね。
1000円札にも野口英世の顔が印刷されていますしね。
また、彼の伝記を読んだことのある方も多いのではないでしょうか?
幼き頃に左手に大やけどを負い、農作業ができないために勉学で身を立てようと努力を積み重ね、やがて、左手を手術してもらったことがきっかけで自らも医師の道を志すようになり、貧困にも負けず努力で世界的な医師になったという話です。
しか〜し!実は、野口英世。自身の伝記を読み、こんなの本当の自分ではない!と否定したといいます。
グスタフ・エクスタインの書いた「NOGUTI」という野口英世の外国での生活の様子を描いた本に書かれているのですが「It is a bad book.(中略)Life
does not go in a straight line like that. It goes up and down.It is only
in the story that it does not go up and down.」
これは、英世が自分の伝記を読んで語ったという欄に書かれている内容です。「あれは良くない本だ。人生とはあんなに真っすぐ行くものじゃない。人生とは、浮き沈みのあるものだし、それがないのは物語の中の話だけだ」と語ったとされています。
そうなのです。実は、伝記に書かれている野口英世からは想像もつかないような”むちゃくちゃ”なことを実際の野口はやっちゃっていたりするんですね。
まず、有名なのが女遊び。人から借金までして女遊びをしていたという話は有名です。そして、アメリカに渡るために借りたお金もすべて女遊びに使ってしまったりしています。
それでも、どうしてもアメリカに行きたい野口。ついには、お金持ちの女性と婚約し、彼女の実家からお金を工面してもらいアメリカに渡りますが、結局は彼女といっしょにならず、アメリカで新しい女性を探して結婚してしまいます。
しかしながら、研究には熱心で寝る間も惜しみ研究に没頭し数々の成果を野口はあげることになります。ですが、この研究も”やらかしちゃってる”ものがいくつかあるんですね。
まず、「梅毒スピロヘータの培養」。野口はこれを幾度となく成功したといいますが、野口以外には「梅毒スピロヘータの培養」に成功した人がいません。
また、野口を最も有名にしたのが黄熱病の原因菌の発見ですが、これも野口の使っていた顕微鏡では病原菌を見つけることは不可能であり、他の病原体と取り違えたと現在では考えられています。
しかしながら、アメリカでは野口のことを実験マシーンと揶揄されるほど、気が遠くなるほどの実験を繰り返しデーターをとり、日本人は睡眠をとらなくても平気なのではないか?と勘違いされるほど寝る間も惜しみ実験に取り組んでいたとされています。
伝記に書かれていることは彼の良い部分を抜粋したもののようですが、見習うべきところは大いにある人物にかわりありませんね。
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