P51マスタング戦闘機
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第二次大戦の後半に登場し、速度や航続力、攻撃力にバランスのとれたアメリカ戦闘機「P51マスタング」。連合国軍の勝利に大きな貢献をはたしますが、当初の開発では、エンジン性能が悪く偵察ぐらいにしか使えないものでした。
P51マスタングは、ドイツ空軍に遅れをとっていたイギリス空軍が戦闘機の買い付けにアメリカの戦闘機メーカーに依頼をし製造されることになります。
始めにイギリス側が交渉したのはアメリカ戦闘機メーカーでも有名なカーチス。しかし、カーチスはアメリカ陸軍向けの製造でいっぱいいっぱい。そこで、ノースアメリカンが紹介されます。
ノースアメリカンは当時まだ新興メーカー。最初に製造されたP51マスタングはエンジン性能が低くて偵察機としてぐらいにしか利用価値がなかったといいます。
しかし、イギリス側から操縦性や航続距離は長くていいのでロールスロイスのマーリンエンジンを積んではどうか?という話が出て早速採用!すると、P51マスタングの時速は驚きの695キロを記録してしまいました!
これなら攻撃部隊として十分利用できるということで1944年2月のドイツへの爆撃で護衛機として大活躍するんです。何しろP51マスタングは速い!ですから、ドイツのロケット弾や大口径機関砲なども迎撃が難しいんですね。しかも、操縦性もいいし、航続距離も長いということでいうことなしなのです!
まさに大戦中、ここぞというときに誕生したP51マスタングは第二次大戦の最優秀戦闘機であるという人も多くいます。
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