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歴史年代ゴロ合わせ暗記>崇神天皇
   

実在が確かな最初の天皇?崇神天皇

 
 第10代 崇神天皇は、実在が確かな最初の天皇ともいわれています。



 崇神天皇は、人民の戸口調査を行い、「弭調(ゆはずみのみつぎ)」や「手末調(たなすえのみつぎ)」といった税を民に課しました。これが、最初の税の始まりだったともいわれています


 弭調とは、獣の肉や皮革などの狩猟でとれた物であり、手末調とは絹や布などです。

 初代天皇である神武天皇は、日本書紀や古事記で霊剣や弓にトビが止まり光り輝き、その矢が相手の軍をやっつけた!などといったロマン溢れる書かれかたをしている為、実在したかどうなのか?定かでありません。しかも、その後の2代〜9代までは、欠史八代といわれ、日本書紀や古事記にも多くを書かれていない。ところが、この崇神天皇では、国民に税を課した、戸口調査を行ったなどといった急に現実的な内容が書かれています。

 しかも、崇神天皇は「御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)」とも呼ばれ、これは「初めて国を治めた」とも解釈できます。ちなみに、初代天皇である神武天皇も「始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)」とやはり、「初めて天下を納めた」といった呼ばれ方をしているのでどちらが初代天皇なのか議論の分かれる所です。

 また、崇神天皇は、海辺の民が船がなく困っているのを知ると、国に命じて船を作らせたり、池や溝を掘って、水の少ない田圃を豊かにしたりと善政を行いました。

 有名な「四道将軍」の派遣では、崇神天皇は、武力を行使したこともわかります。

 崇神天皇は、国内の治安沈静化のために全国各地に将軍を派遣して、天皇の政治を広めました。

 崇神天皇は、数々の事績を遺し、「古事記」によれば168歳、「日本書紀」では120歳で亡くなりました。