社会主義と共産主義の違い
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社会主義とは、平等で公正な社会を目指す為に国家が計画的に経済を管理しますよ。っていう考えです。
対する資本主義は、みんな自由に生産し、競争し、働いてくださいね。ってことです。
いちいち国に口出しされるより、がんばった人がそれなりの給料をもらえる資本主義のほうがいいじゃんって思いますよね。しかし、資本主義には貧富の差が広がりやすいという点もあるんです。お金持ちはどんどんお金持ちになっていき、労働者は見合った賃金をどれだけ働いても貰えない・・・。いわゆる格差社会になりやすいってことですね。
このように資本主義の危険性を指摘したのがマルクス。「資本論」を書いた人です。マルクスの時代には、定期的に恐慌が起き労働者が路頭に迷うという状態が続いていました。これじゃマズイ。社会主義の平等で公正な社会をつくらねば!ってことで革命を起こしたのがレーニンや毛沢東です。レーニンは社会主義革命を起してソビエト社会主義共和国連邦を立ち上げましたね。毛沢東も社会主義国家である中華人民共和国を建国しました。
さて、やっと本題です。中国のことを社会主義ということもあれば共産主義っていうこともありますね。この社会主義と共産主義って何が違うの?って思った方も多いのではないでしょうか?
簡単に言ってしまえば社会主義とは「現実の制度」。共産主義とは「理想の社会」です。
社会主義の発展系、またはより高次にしたものが共産主義です。社会主義が共産主義にまで発展すれば、生産性がもっと発展し、人々は非常に豊かな暮らしができるようになる。そうなると国と国との戦争もなくなり国家という枠組みすらなくなるだろうという考えが共産主義です。
社会主義のその先にあるユートピアが共産主義。理想の国家ということです。
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