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聖徳太子とキリスト教の関係・・・


聖徳太子といえば馬小屋の前で生まれたという有名なお話があります。だから、聖徳太子は厩戸皇子(うまやどのみこ)とも呼ばれていますね。

馬小屋で生まれた人で超有名人物がもうひとりいます。そう、イエス・キリストです。

この2人、もしかして関係があるの?

そこで、ちょっと聖徳太子について見てみましょう。



聖徳太子という名前が一般的になったのは、実は平安時代の半ば以降のことです。そもそも、聖徳太子という名は生前にはなく、死後、仏教を愛した太子を称えて「聖徳」の名が与えられ「聖徳太子伝暦」という本が流布し一般的になったといいます。それが、平安時代の半ば以降・・・。

では、聖徳太子は生前、なんと呼ばれていたのか? それが、厩戸皇子、上宮王(うえのみやのおおきみ)、豊聰耳命(とよとみのみこと)。

しかし、この聖徳太子は実在しなかったというのが現在では、有力な説となっています。

仮に実在しなかったという前提で見てみるとして、創作であるはずの聖徳太子の誕生秘話は、どこからヒントを得たのでしょう。

それが、キリストの出生伝承。そこから、ヒントを得たのでは?という説があるのです。

嘘くさい?う〜ん。でも、明治の頃から現在まで歴史家さん数名が唱えた立派な学説です。聖徳太子の時代にキリストが馬小屋で生まれたという伝承が日本に入ってきたとは考えずらいですが、8世紀、「日本書記」が書かれるころには、中国を通じて日本に入ってきていた可能性があるのではないか?といいます。

とはいえ、この説には異論も多く、そもそも厩戸の名は、馬小屋ではなく厩戸という地名だったのではないか?聖徳太子とキリストをダブらせたとてメリットが何もない。などなど・・・。

もはや、この問題は、新たな史料でも出てこない限り、解決することは難しいのでしょうが、皆様はどうお考えになりますか?