T34戦車
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T-34(1940年製) スペック |
生産年 |
1940年 |
全長 |
5.92メートル |
全幅 |
3メートル |
重量 |
26トン |
乗員 |
4名 |
速度 |
55km/h |
行動距離 |
300km |
主砲 |
76.2mm砲 |
最大装甲厚 |
45ミリ |
ロシアの戦車「T34」は、主砲76ミリ砲。装甲は最大42ミリ。そして、当時の戦車としては画期的な「傾斜装甲」を採用していました。ティーガーIなどもそうですが、当時の戦車は箱のような形ですね。それがT34は装甲の前面が斜めになっているんです。これで前方から砲弾を受けても衝撃が緩和されるという見事な設計。ちなみにドイツでもその後は、この傾斜装甲が採用されていきます。
1941年にドイツは突如、ソ連の攻撃を開始しました。虚を疲れるかたちとなったソ連は後退を余儀なくされるわけですが、それでも「T34」はがんばります。
後に「T34ショック」と呼ばれるほどドイツ軍の戦車を次々に撃破していったんです。しかも、ティガーが登場する以前のドイツ戦車の攻撃にはT34はビクともしない!
しかし、T34にも大きな弱点がありました。無縁装備がないんです。だから、攻撃するにもみんなバラバラ。連携して攻撃というのが難しいんですね。
しかも、政治的にスターリンが大静粛っていって自分に都合の悪い優秀な人材をどんどん処刑していってしまっていた。そのため、統制のとれたドイツ軍に撃破されていっちゃうんですね。
とはいえ、優秀であったT34戦車は1950年のT54が正式採用されるまでは、第二次世界大戦後も朝鮮戦争などで使用され続けられることになりました。
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