田沼意次・貨幣の統一
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田沼意次は、幕府の財政立て直しを目指しますが、それには大きな問題がありました。
東日本では「金」、西日本では「銀」というように同じ日本なのに通貨が違っていたのです。そこで、田沼意次は、通貨統一をめざし、1765年に明和五匁銀（めいわごもんめ）を発行し、銀60匁を金1両という固定相場にすることを決めます。
ところが、これは質がイマイチで思うように流通しなかったようです。
次に1772年、南鐐（なんりょう）二朱銀をオランダから輸入した地金で発行。こちらは、８枚で小判１両に換えるよ！と銀貨にしっかりと彫って明記しました。
これは、徐々に流通量を増やしていくのですが、後に田沼意次が失脚すると次に政治の舞台に立つ松平定信によって元に戻されてしまいます。
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