ティーガーI型
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ティーガー スペック |
生産年 |
1942年 |
全長 |
8.45メートル |
全幅 |
3.7メートル |
重量 |
57トン |
乗員 |
5名 |
速度 |
38km/h |
行動距離 |
140km |
主砲 |
8.8cm砲 |
最大装甲厚 |
110ミリ |
ドイツ軍の「ティーガー(タイガー)I型」は、1942年8月に登場し1942年までの2年間で1355輌生産されました。このティーガーI型の総甲板の厚さは最大で10センチほど。当時の戦車の甲板では、厚くとも5センチぐらいでしたので約2倍の厚さをもっていたということです。
ところが、こんなに甲板を分厚くしたら重くなっちゃんんじゃない?とお思いの方も多いでしょう。実は、その通り。重量はおよそ57トン!これも当時の戦車の約2倍ほどの重さ!
ですから、重すぎてサスペンションなどに負担がめちゃくちゃかかるんです。だから、すぐに故障します。40キロも走行すればトラブルが必ず起きたなんて話もあるくらいです。では、故障したティーガーIはどうなったのか?重すぎて他の戦車で牽引しようとすれば、その戦車も故障しちゃう。だらか、回収すらままならず放置することも多かったようです。
しかし、主砲の88ミリ砲は超協力!照準はツァイス製TZF9bですから狙いもバッチリ。1キロ以上離れた相手の戦車も余裕で撃破です。当時の戦車ではもっと至近距離からしか相手にダメージを与えることができないのでティーガーI型と戦うときは近づくしかない。しかし、甲板が分厚くてダメージが与えられない。そんな時に88ミリ砲で”ドン”ですからね。ティーガーIが強かったというのも頷けます。
ちなみにティガーIの後継としてティガーUが後に生産されることになります。また、壊れたティーガーIはシュトルムティーガーや戦車回収車としてベルゲティーガーとして生まれ変わりました。
シュトルムティーガー |
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