東大寺の大仏っていつできた?
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奈良の大仏といえば、東大寺にある仏教文化の頂点をなす仏像といえますね。
高さが15メートルほどもあり正式な名称は盧舎那仏(るしゃなぶつ)といいます。
聖武天皇により745年に製作が始まり752年に完成しました。
745年ということは1200年以上もつくられてから経っているってことなの?
実はそうではありません。1180年には源平の争いによって東大寺と共に大仏も焼け落ちてしまっています。その後、源頼朝によって再建されますが、1567年に松永久秀の軍によりまたもや焼き払われていましました。
そして、再建されたのは100年以上たった1692年。
つまり、現在、東大寺にある大仏さまは3代目ということになります。しかし、台座の部分のみは比較的、奈良時代のままの部分が多く残っており、表面には釈迦如来像を中心に、蓮華蔵世界を表した図様が線刻され貴重なものとなっています。
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