中国共産党の歴史〜中国共産党は13人で始まった?〜
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中国の共産党といえば党員8000万人以上もいる世界最大の政党ですが、この中国共産党の始まりはたった13人だったといわれているのをご存知でしょうか?
では、中国共産党の歴史をちょっと見てみましょう。
1919年の5月にベルサイユ条約では「ドイツの山東権益は中国に返還されず、日本に渡される」と伝えられます。
ベルサイユ条約とは第一次世界大戦の戦後処理の為、ドイツと連合国との間で結ばれた約束ですね。これによってドイツは多額の賠償金や植民地を失います。日本は日英同盟を理由に参戦。ちゃっかり、戦勝国側に立ち漁夫の利を得ていたわけです。ドイツが中国にもっていた山東という地域の権益を日本がもらっちゃったんですね。
当然の事ながら中国では、このベルサイユ条約の調印に反対!山東の権益を返せ!と声が上がります。これが中国の五、四運動(ごしうんどう)ですね。中国革命の起点となった出来事です。
この大衆の動きに孫文は立ち上がり中国国民党を結成します。また、1921年には陳独秀を総書記とする中国共産党も生まれます。
この中国共産党が結成されたときの建物は現在でも上海に残されていますが、結成当初、上海に集まったのは13人だったといわれています。(公式には12人とも言われていますが、結成時の建物に残された茶卓の数が13個であったことなどから13人という説が有力)
これが結成に参加した人数。なお、全党員でも57人という数。この少ない人数が中国共産党の出発地点だったんですねぇ。
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