鎧の重さってどれくらい?
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時代にもよりますが江戸時代の鎧とカブトをフル装備でつけると13キロくらいのようです。
兜が3キロほど。胴が7キロほど。スネ当0.5キロほど。太ももから膝を守る佩楯1キロほど。肩を守る袖1キロほど。コテが1.5キロほど。顔を守る面頬0.5キロ。
まぁ、これは一例ですので鉄をかなり分厚いものにしているもので60キロというものもあります。逆に軽い革などでつくられたものですともっと軽いものも存在します。
現在の剣道の防具が10キロほどといいますのでそれよりちょっと重い位のものが一般的であったようですね。ただし、着方が下手だと重みを感じて肩が痛くなるそうです。上手に着れば重みもさほど感じず、動きずらいということもないようですよ。
さて、余談ですが、オシッコはどうしていたのでしょう。
ファスナーもボタンもありませんね。袴は腰と足首でしっかりくくられています。ですから、袴を脱ぐのも大変です。
実は、「尿筒」というものが存在していました。この竹筒を袴の前後の合わせ目から差し入れてオシッコをしていたんです。
位の高い人では、「公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)」というシビン専門の家来がおり、その人が尿筒を持ってお供しました。では、位の低い人はどうするのかというと戦っている間も尿筒を腰につけて戦っていたんですね。いちいち洗ってから腰につけていたわけではないでしょうから、ちょっと匂う人もいたんでしょうね・・・。
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