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ユンカース・スツーカ 


 ドイツの戦闘機ユンカース・スツーカは第二次世界大戦初期のドイツ軍の電撃作戦を強力に推し進めた爆撃機です。

 ユンカース・スツーカの特徴は、サイレンのような風切り音と頑丈な固定脚。この頑丈な固定脚のおかげでデコボコの滑走路であっても200メートルほどの滑走で舞い上がることができるという点が最大のメリットとなります。

 大戦初期のドイツの快進撃を立役者は陸軍。ですが、この陸軍も鉄筋コンクリート製の防御陣地や強力な相手戦車に手を焼くこともしばしば・・・。すると、このスーツカに無線で助けを求めるんです。

 ユンカース・スーツカは無線を聞きつけるとすぐさま駆けつけ、サイレンのような風切り音を響かせ急降下。搭載している500キロ爆弾を投下し防御陣地だろうが敵戦車だろうが粉砕していくんです。

 なぜ、陸軍からの応援要請ですぐさま駆けつけることができたかというと、やはり頑丈な固定脚のおかげ。200メートルの滑走路さえ確保できればどこからでも飛び立てるので最前線に待機し呼び出しにすぐ応じる体制を常に整えておけたんです。

 しか〜し、ドイツの占領地域が広がるにつれ、このユンカース・スツーカの最大のメリットも逆に足かせとなっていきます。

 航続距離が短いんです。ですからイギリス本土の爆撃などでは広く爆撃することができない。しかも、固定脚が出っぱなしなのでスピードがでない。なのでイギリスの戦闘機に簡単に打ち落とされちゃうんですね。

 ドイツの占領地域がまだ広くなかった大戦初期には大活躍をしたユンカース・スツーカでしたが皮肉なことにドイツの占領地域が広がるにつれスツーカの活躍の場は失われていくことになりました。