なぞの星の怪獣ダギゴン
世界の宇宙科学者が、空想の宇宙怪獣として発表していたなぞの星の怪獣。
中華人民共和国の水爆実験所を襲った際、当初はギドンと名付けられたが、チェン博士によってダギゴンであることが確認され、後に訂正された。
身長二十メートルあまり、全身が青銅色のうろこにおおわれ、二本のうしろ足で立ち四本の手をもち、首が二つ、頭が二つのぶきみな怪獣。

ダギゴンの最大の特徴は、からだを傷つけられるとみどり色の血を流し、それがかたまって一組の頭と首が生成される、再生能力にある。チェン博士もこの特徴を見るまでは、ダギゴンであることを確証できなかったようだ。
地球上ではプラナリアの分裂による無性生殖が知られているが、脊髄動物のような高度な機能を持つ頭部を分裂・再生する例は見られない。ティラノザウルス号によって非公式に報告されたアルタイル星の生物系と関連があるのではないかと、一部の生物学者が研究を続けている。
中国を襲った個体は、陸軍によるV3光線弾の攻撃で消滅してしまった。

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