田中 和代
 さくらハウスは「就労継続B型作業所」です。発達障害者専門の施設としては福井県で初めてのものです。(現在は生活訓練事業も行っています)
 発達障害者は知的な遅れが著しくないため、障害の程度が軽いと思われがちですが、社会で自立したり、働くことには大きな困難があります。
 広汎性発達障害、アスペルガー障害、自閉症、自閉症スペクトラム、その他の精神症状を持った方々が、通っておられます。その方々の多くが引きこもりを経験しておられます。
 発達障害の方々は、集中力が欠けていたり、対人関係が苦手だったり、細かい作業が苦手だったりと様々です。苦手意識が強く、幼少時から活動の経験が少ない方がおられます。また、昼夜逆転など、生活リズムができていない方もおられます。
 そんな方々が従来からある知的障碍者の作業所などに行くと、「真面目さが足りない」などと怒られたりして、続けられずに辞めていくというケースも少なくありません。
 「さくらハウス」では、施設のスケジュールに利用者さんを合わせるのではなく、利用者さんの状態に合った支援を心掛けています。人の中に入れない方は、短時間来ていただく、場合によっては個室で過ごしていただく、などの対応を取る場合もあります。
 必要に応じて、好ましい態度を学ぶソーシャルスキルトレーニングも行っていきます。
 どうぞ、「さくらハウス」で、自分へのチャレンジをしてみませんか。
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施設長のごあいさつ

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