ボクが大学時代に読んだ本

調査報告 「学力低下」の実態             刈谷剛彦 志水宏吉ら  岩波ブックレット


近年、ゆとり教育に伴って、学力低下がマスコミで取り上げられていますが、実際に学力低下は起きているのか?という問題に取り組んだものです。

結論から言えば、学力の低下はおきている、ようです。この調査のメインになっているのは、2001年に小学5年生2100人、中学2年生2700人に行った学力テストで、問題は1989年に大阪大学が作成したものを、そのまま使っています。結果は、どの科目でも、1989年の結果を上回ることはできませんでした。

このことが将来どのような結果をもたらすかはさておき、現代の教育が10年前のそれとは大きく様変わりしていることは明らかでしょう。今の子ってわからないなぁ、って嘆く日がすぐそこに迫ってきているのかもしれません。