ボクが大学時代に読んだ本(2)


公立小学校の挑戦                     志水宏吉著    岩波ブックレット
    「力のある学校」とは何か     



これは、以前読んだ 調査報告「学力低下の実態」の続きにあたるような本で、学力低下を調べるために調査を行った学校で、特に高い成果を残している学校のひとつに焦点をあてて著されたものです。


この本の内容は、大阪のある校区にある小学校、中学校1校で、どのような教育がおこなわれているかが、その大部分を占めています。

レベル別学習、反復学習、地域に密着した教育など、実際にスローガンとして掲げるには易しいのですが、それをどう実施していくのかは、非常に難しい問題であると思います。以前から私は教師という職業にそれほど関心がなかったのですが、この本に描かれている教師の方の仕事ぶり、考え方などは、非常に納得できる部分が多くなりました。教師の力量ひとつで、子供の能力をぐっと伸ばすことが可能であると、この本から学びました。