1円玉の直径って、何ミリかな?


なんて分かりやすいお題なんでしょう。はい、いま手元に紙と鉛筆のあるあなた!そう、あなたですよ!!その紙の隅っこに、あなたの想像する1円玉と同じ大きさの円を書いてみてください。そして、定規で測ってみてください。え、定規がないって?そんな場合には、本物の1円玉と比べてみてください。あまり深く考えると、ハマりますよ(^_^メ)


さて、前振りはこのくらいにして、種明かしにいきます。実際に書いてもらうのが一番いいのですが、ほとんどの人が実際の大きさよりも小さい円を書いてしまいます。実物の1円玉の直径は20ミリ、つまり2センチなのです。2センチというと小さいイメージがありますが、直径2センチの円って結構大きいと思うのではないでしょうか。実際、1円玉と100円玉は大きさにして2ミリほどしか違いません。1円玉と500円玉は直径にして6ミリほど違いますが、考えようによっては、6ミリしか違わないのです。


さて、今回のキーワードは価値です。当然ながら1円玉には1円の価値があり、50円玉には50円の価値があります。そして、50円玉と1円玉どちらがたくさんの価値があるかといわれれば、50円玉ですね。参考までに現在の日本の硬貨を、価値の大きい順に並べると、

500円玉>100円玉>50円玉>10円玉>5円玉>1円玉

になります。そして、我々の頭の中では価値の大きいものほど大きく、価値の少ないものほど小さく認識する傾向があるのです。つまり、

500円玉>100円玉>50円玉>10円玉>5円玉>1円玉

大←←←←←←←←←←←認知→→→→→→→→→→→小

となっています。つまり、1円玉は非常に小さなものと思われやすい性質をもっているのです。これは日本だけにとどまらず、硬貨を複数の種類使用していれば同じことが当てはまります。価値の少ないものは小さいもの、という公式がいつのまにか私達の心の中にできているんですね。

普段見ている1円玉でも、大きさって曖昧だなって思いませんか?ちなみに僕は初めてこの課題をしたときに、1円玉は15ミリでした。財布からポロポロ落ちるぞ、というツッコミは今でも忘れません。