ついにやってきました、この時代が。











それは、











サッカーゲーム22人対戦。

思えば、今までのサッカーゲームは1つのチームを選択し、その中から一番ボールに近い選手を動かすというシステムでしたが、このゲームでは、プレーヤー1人が1選手を鍛え続けるものとなっています。そのため、自分の選手を成長させたり、カスタマイズしたりと、今までとは違った楽しみ方ができるようになっています。

これって、非常に革新的ですよね。以前、本でウイニングイレブンのクリエーターの方の話の中に、「将来的には11人対11人のサッカーゲームを作りたい」と書いてあり、まだまだ夢物語なのかなと思っていたのですが、実はもう、すぐそこまで来ていました。


最近のテクノロジーの進歩はすごいことで、全国のプレステを繋いで、ネットワークゲームができるまでになりました。パソコンでネットゲームをやっているのは言うまでもないのですが、家庭用ゲーム機で日本中の人とコミュニケーションをとれるようになったのは、時代の進歩だと思います。

で、この22人対戦なんですが、ココのサイトで登録すれば、プレイすることができます。いまβ版と書いてありますが、β版というのは、課金する前の段階です。つまり、課金してシステムが正常に作動するかどうかシュミレーションする段階とも言えます。試作の段階なので、メーカー側は、無償で遊ばせてくれるのです。そのかわりに、不具合やバグが出る可能性もあり、メーカー側はそれを受けてシステムの修正をし、最終的これでいけるとGOサインがでたらβ版は終了し課金制度が始まるのです。

というわけで、今は登録してもタダ!!どれだけやってもタダ!!なんですよ。というわけで、やってみたのですが、やはり問題点もいくつか見つけました。


@バグが多い。(β版なので当然なのだが)試合の最中にうごかなくなる(致命的?)
A選手の動きがまだまだリアルではない。
B操作性に難アリ。
C読み込みに時間がかかる。

といった点です。やはり最高で22人が同時にプレーするということは、サーバーの容量的にも負担になるようで、不具合が生じる事も多いです。こう書くとダメなことだらけですが、これからのサッカーゲームの1つのモデル、しかも前からできたら面白いだろうなと思われていたモデルを提示したのは素晴らしい事だと思います。





それではこの最大22人対戦サッカーゲームーですが、ゲームの紹介はここらへんにしておいて、僕の意見を述べたいと思います。

僕の価値観でいくと、このゲームは流行して欲しい反面、流行して欲しくないと思う点もあります。

流行してほしい理由は、今までになかったシステムに期待しているからです。

しかし、流行してほしくない理由もあるんです、やはり。

確かに、現実に22人あつめるよりも、ゲームで22人集めるほうが簡単にできます。クリックして部屋に入っていれば、勝手に同じ目的をもった人が入ってきます。

しかし、実際にボールを蹴るのと、ゲームでボタンをクリックするのは楽しさが全く違うのです。僕の子どもの頃は、近くの公園でボールを蹴っていました。さすがに22人もあつまりませんでしたが、1チーム5人ぐらいで公園いっぱいを走り回っていました。

メッチャ楽しかったです。


ボールを蹴ったら、前に転がる。それは実際にサッカーをしても、ゲームでサッカーをして気づきます。でも、つま先で蹴るといつもより痛いということは、ゲームのサッカーでは気づきません。

ゲームでは、シュートボタンを押せばきちんとシュートしようとしてくれますが、実際はボールの真ん中を蹴れなかったり、公園だとイレギュラーしたりします。

そういう失敗をすることもサッカーの1つだと僕は思っています。



最近の子どもは外で遊ばなくなっているといいますが、確かにそれは正しいと思います。笛を教えているときに実際に現役の小学生と話をする機会は多々あります。聞くと、僕が小学生の時に上級生に教わった遊びのうち、いくつかは現在の小学生に話しても通じるのですが、絶滅した(笑)遊びもあります。かわりに、カードゲームやポケモンで遊んでいるようです。

じゃあ、なぜ子ども達が外であそばなくなったのか。それは外で遊ぶ事が楽しいと気づいていないからではないでしょうか。外で体を動かすのは楽しい事だと気づかせる、自由にボールを与え、遊ばせる。そういう時間、スペース、援助が足りないと僕は感じています。

子どもにボールを1つあたえてやる、それだけでぐっと運動の幅は広がります。

バスケットボールでバレーはできます。(腕痛いけど、、)

バレーボールでハンドボールだってできます。(握れないけど)

子どものパワーはすごいです。

こう考えたら、地区でなにかやらなきゃって思えてきたよ。。