Senakin G-spot

1968 Lespaul Standard GOLD TOP

ヘッドストックは言わずと知れた、『スモール・ヘッド』 但し50年代のそれとも、Historicのそれとも異なる独特の色気ある形状 Gibsonの文字は、1968年後期にドットレス i に変化すろ。ヘッドベニア採用、ヘッドアングルは14度、1969年にはラージヘッドに変化する。

ペグはダブルライン、ダブルリングの 『KLUSON DELUXE』 ショートシャフト・フラットポストの物を採用、 ごく稀に『GIBSON DELUXE』 の同仕様(ショートシャフト)も見られるが、71年あたりからのリプレイス物なのかも知れない。

ペグの配置による5弦と6弦・1弦と2弦の異常接近は50年代ビンテージ、68年、70年代初期レスポール58、ギタートレーダー等のみに見られる仕様。

ヘッド中央部に映る Lespaul MODEL の金文字は、しっかりとシルクスクリーン 磨きすぎると剥げる(66年〜68年に極少数作成された クラウンインレイも存在する)

トラスロッドカバーは60年代後期特有の3P(黒・白・黒)のプレーンタイプ、ノーボリュートのホンジュラス・マホガニー1Pの図太いネックと、インディアンローズウッドフィンガーボード、セミワイド・フレット、タートイズ・サイドポジションマーク、

スイッチプレートとジャックプレートは、バーストの余った部品を使用したと思われる個体も存在し、ミステリアスな一面も覗かせる 後期の物は金属のジャックプレートも存在する

シリアル50xxxx番台の初期物には、ストラップピンの位置が通常よりスイッチ寄りに付けられているものも有り、非常に落下しやすい為、この頃の個体は、ストラップピンを移動、又は追加している仕様も数多く見られる。

メイプル2Pトップ・センターブックマッチ、マホガニー1Pバック ネックジョイント方式は、ロングテノンのディープジョイント方式、ネックヒールの形状は四角ばった物が多いなか、初期物には大きな丸型も存在するのが確認されている。

ピックガードはルーター削り出し、あまり知れれていないが、ピックガードブラケットも現行の物とはサイズ・形状が微妙に異なる。

シングルコイルのP90が2発、ピックアップカバーのパーツbヘ『UC-452-B』,、P90のボビンがクリアボビンに変化するのは68年後期から69年初頭だと思われる。(オーダー物と思われるオリジナルラージハンバッカー仕様も存在する)

ブリッジはナイロンサドル(ブラスサドルも存在する)のリティナー付きABR-1 パテントbcJマーク入り

アルミテルピースは、現行のものより明らかに薄く、スタッドの高さも異なる。(ファクトリーオリジナル・ビグスビー仕様も有)

CTS社ポット500Kオーム、スプラグ社ブラックビューティー.22 400DC 160P 搭載 (オリジナルで異なるコンデンサー仕様も存在するらしい) メタルトップのゴールドノブ、スイッチノブはクリーム。

深い造形のブラスパウダーゴールドトップ・ナチュラルバック(ブラウンバックも存在)・クロームパーツ(1968年オリジナルカタログには何故かニッケルパーツの表記がある)

総製作本数 約1215本 そのあまりにも短い製作期間と、限りなく不思議な魅力を醸し出す存在に、このギターは既にVINTAGEの称号が与えられている。

 

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