SSE対応0.18μmPentium!!!500EMHz換装




●換装するならCoppermine・・・
 従来のPentiumIII(以下「Katmai」)が、内部クロックの2分の1の速度で動作するL2キャッシュをパッケージ内に別チップとして持っていたのに対して、新PentiumIII(以下「Coppermine」)では、L2キャッシュはコアチップと統合され、内部クロックと同じ速度で動作します。このため、キャッシュ量こそ半分に落とされていても、同クロックで比較した場合、katmaiよりも処理速度が向上することになるため、CPUを換装するならKatmaiよりCoppermineを装着した方が・・・ということになる。また、Katmaiは600MHzで頭打ちとなっていることから、やっぱりCoppermineを選択したいところ。しかし、作者保有のいわゆる3型MateではBIOSが未対応のため、Coppermineに換装できない。



 とりあえず作者はゲーマーでもないし、現時点でMA35D/Mの処理速度(Celeron300AMHz→450MHz稼動)に不満を持っているわけでもない。Office2000等のビジネス・アプリはもちろん、DV編集時にも特段処理に不満を感じたことはないが、やはり800MHzの声を聞くと、心中穏やかざるものが・・・。
 ならば、Coppermine、i820チップ、RDRAM装着の最新マシンを購入してしまえ(or 組み立ててしまえ)!!、という物欲の天の声が聞こえてくる中、年末(本稿執筆は2000年2月)にはWillametteの登場が予想されているし、その時には、またチップセット等、各種規格も変わるんだから、最適の改造で物欲を乗り切って貯金をしたら・・・という、もう一人の天の声も大きくなってきた。
 そこで、Coppermineに対応していないMA35D/Mに何とかCoppermineを載せる方法はないのか、あれこれ手を尽くしてみることに・・・。


●SL-02A++ C-Tune
 ところで、CoppermineもKatmaiも同じPentiumIIIなのだからそのまま換装して使用できそうなもの・・・。しかしBIOSの関係で3型MateではCoppermineコアのPentiumIIIが動かない。マシンによってはBIOSのアップデート程度で対応できるのでしょうが、NECマシンではほとんど無理。まずはこの辺りのことを整理。
 最初に、現時点(2000年2月)のCoppermineを整理してみると・・・。
@100MHzシステムバス、SECC2
600EMHz、650MHz、700MHz、750MHz、800MHz
A100MHzシステムバス、FC-PGA
500EMHz、550EMHz、750MHz
B133MHzシステムバス、SECC2
600EMHz、667MHz、733MHz、800EBMHz

 3型Mateに対しては、@とBのCoppermineについては物理的には装着は可能だが、AのCoppermineの場合は、FC-PGA対応のSocket370→Slot1アダプタが必要となる。なお、Bの場合、PentiumIIIが動作倍率固定となっている関係から、3型MateのようなFSB100MHzマシンでは、動作したとしてもCPU規定クロックに対し3/4となり、まったくの宝の持ち腐れとなってしまう。
 したがって、3型MateのCPUを換装するとすれば、おのずと候補は@かAのタイプとなってくる。
 次に問題となるのが動作電圧と消費電力。Katamiが2.0V〜2.05Vだったのに対し、Coppermineは1.65V。3型Mateのマザーを見たところ、電圧変更のジャンパは見当たらない? 基本的に、Slot1やSocket370のマザーは、動作電圧が自動設定となっているので、問題はないのであろうが、できれば動作電圧の変更も可能としておいた方がいいのではないか・・・と判断し、換装候補はAのFC-PGAタイプのCoppermineに決定。
 候補が決まったとしても、3型MateのマザーはSlot1タイプとなっている。そこでまず、Socket370→Slot1アダプタをGet。準備したのが、Coppermineに対応しているSoltek製のSL-02A++(写真右上)。電圧も、1.30Vから3.5Vまで、32通りの設定が可能となっている。
 続いて準備したのが、FC-PGAタイプのCoppermine、500EMHz版。FC-PGAタイプでは一番下のクロックであるため、当然値段も一番下。万が一失敗した場合、家計に対するダメージが少なくすむ必要があり、泣く泣く500EMHz版でがまん。


 元々のPentiumII350MHzから換装していたCeleronを取り外し、Coppermineに換装。これでMA35D/Mは2度の脳移植を経験したこととなった。Celeronに付けていたクーラーよりも、Coppermineのクーラー(標準添付品を使用)の方が大型ではあったが、そこはミニタワーモデル。特段メモリなどに干渉することもなく、無事に換装は終了。
 最初の電源設定はKatamiそのままの2.0V・・・。う〜ん。動作せず・・・。
 続いて、Coppermineの1.65Vに再設定。・・・動作せず(汗)。
 それでは、と、中間をとって1.8V。・・・動いた。Windows98も無事に起動。ベンチマークは・・・、無事に測定もできた。何だ、3型MateでもCoppermineが動作するではないか、と思いきや、「?・・・、L2キャッシュが認識されていない!?」。


●L2キャッシュを認識させる
 CoppermineをCoppermineとして動作させるには、L2キャッシュが必要不可欠。でも、NECで出している3型MateのBIOSはCoppermineに対応していない・・・。これはなんとかしたいところ。
 BIOSの書き換えは作者レベルの技術ではどうにもならなかったので、どうにかソフト的にL2キャッシュを認識できないか、と思案していたところ、デンドロビウムさん(リンクの許可を取っていない、Yahoo等で検索してください)のホームページで、ソフト的にL2キャッシュを認識させてしまうというプログラムがあった(素晴らしすぎる・・・)ので、早速Get。
 これをMA35D/Mにインストールし、configを書き換えて再起動したところ、下表のとおりL2キャッシュも見事に認識され、Coppermineが完全動作! デンドロビウムさんに感謝!
[ WCPUID Ver.2.7b (c) 1996-2000 By H.Oda! ]
Processor 1 : Intel Pentium III (0.18Mu) / AE7B6D12
Platform : Socket370 (PGA370 Socket)
Vendor ID : GenuineIntel
Type ID : 0 (0)
Family ID : 6 (0)
Model ID : 8 (0)
Stepping ID : 1 (0)
Brand ID : 2 (0)
 
Clock Frequency
Internal : 497.43 MHz
External : 99.49 MHz
Multiplier : 5.0
 
L1 I-Cache : 16K Byte
L1 D-Cache : 16K Byte
L2 Cache : 256K Byte
L2 Latency : 0
 
MMX : Supported
SIMD : Supported
3DNow! : Not Supported
 
Machine : スタンダード コンピュータ
Version : Windows 98 Version 4.10.2222 A



★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Processor Pentium III 497.37MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 1]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard NVidia RIVA 128/128ZX
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 97,276 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2000/02/05 20:10
SCSI = Symbios Logic 875XS|D, 2280x PCI SCSI Adapter; 53C875, 53876 Device
HDC = Intel 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
 
A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
CDEFG = GENERIC IDE DISK TYPE01
H = GENERIC IDE DISK TYPE02
I = NEC PD-1 ODX658 Rev 2.0J
J = NEC PD-1 ODX658 Rev 2.0J
Q = NEC CD-ROM DRIVE:28C Rev 3.40
 
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
10908 19964 20979 9971 10436 12286 29
 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
14523 24792 2496 23 11702 11283 6373 C:\20MB

 

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