SSE対応0.18μmCeleron566MHz換装〜850MHzで動作!〜




 たまたま出張で東京に出かけたとき(2000年5月上旬)、秋葉原に立ち寄ってみると、河童Celeron 566MHz版がバルク品販売されているのが目に・・・(写真右)。その頃、MA35D/Mでは河童Pentium III500EMHzが元気に走っており、特段パワーアップの必要性はありませんでしたが、かつて、Celeron 300AMHzを450MHzにクロックアップさせていたことが脳裏をよぎり、思わず衝動買いをしてしまいました。 この河童Celeronも今載せているPentiumIIIと同じ河童コア、河童PentiumIIIが動くのだから 河童Celeronも動くハズ・・・しかもクロックアップできるのでは・・・と思考回路が暴走しました。

 要するに、河童Celeronは河童PentiumIIIのL2キャッシュを半分にしただけなのだから(厳密には違い ますが)、FSB66MHzではなくPentiumIIIと同じFSB100MHzで動作してしまう!・・・のではないか・・・、 つまり66MHz×8.5倍ではなく、100MHz×8.5倍=850MHzで動作するのではないか!!、と考えた次第です。
 (当時)850MHzPentiumIIIが実売8万円という状況で、2万円未満の出費で同程度の環境が、しかも1GHz に近い環境手に入る、・・・かもしれない?



 まずはMA35D/Mの筐体を開け、河童PentiumIIIを外してCPUを河童Celeronに変えてみました。ちなみに MA35D/MはCPUがSlot1対応のため、CPUアダプターとしてSoltekのSL-02A++を使用。これは河童PentiumIII で使用していたものです。次にCPUファン、オーバークロックで使用するため、冷却効率の高いものを別途 購入したいところでしたが、自己経済の冷却効果の方が高く、これは断念。結局リーテール品で購入した 河童PentiumIII500EMHzに付属のファンをそのまま使用することにしました。


 FSBを100MHzで使用することが目的だったので、SL-02A++のFSBを100MHz固定。また電圧を河童Celeron 標準の1.50Vからスタートすることにしました。
 電源を投入し、しばしの沈黙・・・、起動すらしません。
 ・・・そこで、電圧を0.05Vずつ上げていくことにしました。
 1.60V、1.65V、・・・1.80Vで、初めてシステムが起動。Windows98も順調に立ち上がり、HDBench3.22を 走らせても途中でハングアップすることなく、ベンチマークを測定することもできました。その動作クロック、 850MHz!
 よってMA35D/MでもBIOSに何ら手を加えることなく(ちなみに筆者のMA35D/MのBIOSは購入時のまま。) 河童Celeronが動作し、850MHzでオーバークロックが可能のようです。しかし・・・L2キャッシュが認識され ないという現象に陥りました。
 動作スピードこそ850MHzですが、L2キャッシュが働かなければ、河童Celeronも宝の持ち腐れ。


 そこで、河童PentiumIII使用時に利用させていただいていた、デンドロビウムさんのCahe-EnablerVer1.20 を再度有効にしてみることにしました。ちなみに、PentiumIIIを抜く前、Cahe-EnablerVer1.20が働かないよう Configを書き換えていたので、Cahe-EnablerVer1.20を認識するよう書き直して再起動・・・。


 今度はしっかりと、L2キャッシュを認識しクロックも850MHz。
 PentiumIII500EMHz時と比較してIntegerで1.7倍、Floatでやはり1.7倍、全体でも1.23倍の性能アップ。 IntegerやFloatといったCPU自身の性能アップ分については、850MHz÷500MHz=1.7なので、順当なところで しょうか・・・?

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Celeron 845.54MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 3]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K]
L2:[128K]
VideoCard NVidia RIVA 128/128ZX
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 97,276 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2000/05/06 23:08

 

ALL

Integer

Float

MemoryR

MemoryW

MemoryRW

DD

Rectangle

Text

Ellipse

BitBlt

Read

Write

Copy

Celeron 566MHz@850MHz

13413

33967

35698

11836

10438

18222

29

15323

30793

2675

23

11485

11729

6365

PentiumIII500EMHz

10908

19964

20979

9971

10436

12286

29

14523

24792

2496

23

11702

11283

6373


 とりあえず特に特殊な冷却装置を利用しなくても、850MHzまではクロックアップ可能というのが、Celeron 566MHzの今回入手した個体のクロックアップ耐性であるようだ。また、MA35D/M自体もBIOSを書き換えることなく、河童Celeronが載る(・・・そのままではL2キャッシュが認識されないが・・・)、という結果だった。

 ただし、今回報告したクロックアップについては、全てのMA35D/Mで行えるとも限らないし、河童Celeronで同じような結果を得られるとも限らないので、あくまで自身の責任でご注意を!!

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