知床総鎮守 羅臼神社


トップ画面の第二鳥居

【ご祭神】

 ・大國主神(おおくにぬしのかみ)
 ・崇徳天皇(すとくてんのう)
 ・事代主神(ことしろぬしのかみ)
 ・羅臼権現〔羅臼岳山霊〕(らうすごんげん)

【ご由緒】

 安政2年 (1855)、松前藩の領地なりし頃、請負漁場として目梨漁業の開発に際し、羅臼61番地(現在の船見町丘陵地)に小社を祀り漁業鎮護の神として奉ったのが始まりと云われている。その後、羅臼岳霊峰を航海安全の守護神として山霊を小社に合祀し、羅臼権現と称え祀り信仰に浴す。羅臼温泉付近に造財、薪山等の木材集積地があり、この地より、霊山の神木を伐り羅臼川に流送し、造船や家屋の建築材、燃料等の補給に充てていた。住民は入山に際し権現社にて山神祭を行い、これらの神を御恵なることを信じ開拓の礎とし、また、里の守護神あるいは生活のよりどころとしていた。
 その後もしばらく鎮護の神として崇める社祠がなく、この小社を氏神に代えていた。
 明治年間に至り、定住者が激増し村落を形成するまでに発展したことから、明治28年(1895)6月15日小社を遷座し、現祭神が祀られる場所に社殿八坪(本殿、拝殿、向拝所)を造営、祭神を奉斎し羅臼金刀羅神社が創立する。こうして例祭が行われるようになった。
 大正3年(1914)元旦には灯明の不始末により全焼となり、同年春、神殿を再建するに至る。これに対し神社の維持管理の必要性から氏子総代制を採用し、久須美伊三郎氏、佐藤久右衛門氏、長川万五郎氏の3名が初代総代として就任されている。
 昭和9年(1934)、昭和50年(1975)と社殿の老朽化に伴い、ご遷座並びにご造営を行い現在に至っている。
 霊峰羅臼岳は現在、日本の百名山として名高く知られるところで、昭和39年三笠宮崇仁殿下、やす子内親王殿下が、平成6年皇太子殿下、雅子妃殿下が登山あそばされている。三笠宮祟仁殿下におかれては当社を御参拝し、境内の丘陵地(権現山スロープ)でスキーを楽しまれた。
 初代宮司山中輝義は、昭和31年(1956)5月20日赴任し、意欲的に宗教法人法による神社創立に取り組み、昭和32年(1957)6月11日神社本庁統理の認証、同年8月3日北海道知事の認証を受け、同年11月28日付をもって登記を完了しここに宗教法人羅臼神社として名実と共に知床総鎮守と称されるに至ったのである。
 例祭日を7月1日・2日・3日の3日間として、全町内統一祭典となった。神輿渡御行列が行われ、各町内、趣向をこらした山車を繰り返し、境内で相撲大会などが盛大に行われてきた。
 平成7年(1995)にご鎮座100年を、平成18年に法人設立50年を迎え、それぞれ記念事業を行った。
 また、羅臼神社は平成18年度より3年間「神社本庁神社振興対策(第11期)指定神社」の任を受け、全国神社の教化モデルとなるよう青少年育成・氏子教化の活動を行っている。

【境内案内図】

羅臼神社の境内図

【ご祈願・ご祈祷】

羅臼神社では以下のご祈願並びにご祈祷を受け付けております。(原則、事前に電話にてご相談下さい。)

・安産祈願

神様の御恵によりめでたく授かりましたお子様が無事生まれます様、5ヶ月目の戌の日に神社にお参りし、安産をお祈りしましょう。

・初宮参り

お子様の誕生を祝し、氏神に初めてお参りします。大神様の御加護により健康で立派な人になりますようお祈り致します。 (生後100日目に限らず、天気の良い暖かい日にお参りしましょう)

・七五三祝祭

古くから子供の成長の節目の祝いとして伝えられたお祭りです。7歳の女児・5歳の男児、3歳の男・女児が、 健やかな成長に感謝し、今後も一層元気で立派な人になるよう祈りを捧げます。(羅臼神社では毎年10月15日頃に行います)  
 

・結婚式

結婚式は人生の最も重要な儀式の一つです。2人が結ばれた御神恩に感謝し、生涯互いに苦楽をともにし幸福な家庭を築き、その本分をつくすことを神前に誓います。

・厄祓い

厄年は災厄にあう恐れが強い年の事をいい、古くから人生の節目には特に病気や事故に注意しなければならないとされています。 該当する厄年(数え年で計算)は、男性の13・25・42・61歳、女性の13・19・33・37・61歳が対象となります。 (またその前後の年を前厄・後厄といいます)厄年に当たる人は2月の節分の日に神前でお祓いをうけ、 災いなく1年過ごされるように祈りましょう。 (羅臼神社ではお正月帰省者のために1月1日・2日も実施しております。

・諸祈願

以上の人生儀礼の他、以下のご祈祷も受け付けております。
大漁祈願・交通安全祈願(車清祓式)・病気平癒祈願・家内安全祈願・旅行安全祈願・入学試験合格祈願・必勝祈願・商売繁盛祈願・業務安全祈願・各種奉告祭・奉納祭・除霊祓・正式参拝

・出張祭事

羅臼神社では以下の出張祭事も受け付けております。
進水式・地鎮祭・上棟祭・安全祈願祭・宅神祭・神棚新設祭・清祓式

・船霊祭

船霊の神様に感謝すると共に大漁と航海の安全を祈願します。 羅臼神社では、この船霊祭を特に重要な祭事と位置づけており、「神社に由緒ある祭祀」として、 例年1月11日に中祭として奉仕致します。

【年間祭事】

羅臼神社の一年図


羅臼神社例大祭


【境内四季】


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【三笠宮殿下歌碑】


知床、羅臼、神社

三笠宮殿下・妃殿下は昭和三十九年八月御来町なされ、市場などを視察、羅臼岳を登山されました。
翌、昭和四十年三月再度お越しになられ、鮭稚魚の放流と流氷などをご覧になられ、御一家で羅臼神社境内(通称権現山)でスキーを楽しまれました。
昭和四十二年の歌会始ではこの時の羅臼の情景を御詠みになられ、直筆の御歌の色紙を羅臼町に寄贈されました。

 三笠宮 崇仁 殿下 御歌
魚をせる声はずむなり豊漁の海辺の市はいまし明けゆく

 三笠宮妃百合子殿下 御歌
かえり来むときおもいつゝ小雪ふるながれに鮭の稚魚を放ちぬ

平成二十七年羅臼神社鎮座百二十年を記念して、崇敬者により歌碑が奉納されました

【羅臼権現水】







羅臼神社境内に羅臼岳山系の湧水が遙か昔よりとうとうと流れておりました、この度(平成19年11月5日)多くの皆様に取水いただける施設が完成致しました。



これは羅臼神社宗教法人設立五十周年を記念して、崇敬者による奉納です。柱は櫟(イチイ)樹齢五百年〜三百年程のものを数本使い、大岩は知床の石を組んで配したものです。


感謝の心をもって知床の大自然、神様からの恵みを戴いて下さい。
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【交通・アクセス】

知床総鎮守 羅臼神社

〒086-1823
 所在地   北海道目梨郡羅臼町栄町127番地
 電話番号  0153-87-2225
 FAX番号  0153-87-2001
北海道東部
羅臼市街地図

空港からのアクセス

中標津空港から車で約1時間15分
女満別空港から車で約2時間40分
釧路空港から車で約3時間10分

道路でのアクセスについて

通年利用できる道路は、標津町へ通じる国道335号線があります。
また期間が限定(下記知床横断道路の利用制限のため)されますが、斜里町へと通じる国道334号線があります。
※国道334号知床横断道路(目梨郡羅臼町湯の沢〜斜里郡斜里町字岩宇別道道交点延長23.8km)は知床峠を越えて羅臼町と斜里町宇登呂(ウトロ)結ぶ道路です。ただし、この道路は毎年11月から4月末までは積雪のため閉鎖されています。


【お知らせ】

インスタグラム【知床総鎮守 羅臼神社】 ↓




【お知らせ】
令和3年
七五三祝祭は10月17日(日曜日)午前10時より午後4時まで社殿にて随時行っております。
当日、お越しになれない方は電話にてご予約下さい。
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