雪原の春告げ鳥 | |
毎年,4月上旬の暖かい陽射しが降り注ぐ日の午前〜昼にかけて,
最初の短いさえずりが聞こえます. 最初は「今のヒバリだよね」と
確かめたくなる奥ゆかしい鳴き方ですけれど.
2000年には雪の残る堤防で,雪原の上をピョコピョコ跳ねるヒバリたちを見かけ
ました(右). この後,遅い雪解けを待てずに,真っ白な草原でさえずっていました.
同じ頃、カワラヒワやムクドリも見かけるようになりますが、
草原の小鳥の中で最初にさえずり始める鳥なので,
彼らの歌を聴くと「春になったんだな」と実感します.
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残雪上のヒバリ 2000年4月上旬 |
| 堤防の主役 |
若鳥だろうか、あまり人を恐れない 2000年7月中旬 |
4月中頃〜6月上旬は、一番目立つ(耳立つ?)鳥。一日中さえずってます。
このあたりは毎朝・毎晩、そして毎週車でやってきて犬を放すこともある
「犬の散歩広場」状態です。 (キタキツネも暮してます)
でも、そんな中でちゃんと若鳥を育て上げているようです。
中旬以降のさえずりは休み休み。
唐突に始めたかと思うと、すぐ舞い降りたりを繰り返し、
7月下旬の中途半端な一声で終わります.
最後の方の歌は下手です。もう、情熱がないのか、それとも、
アカハラのように若鳥が練習しているのでしょうか?
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いつまでいるのだろう? | |
その後、堤防の舗装道路でよく見かけます.
1羽だけということは少なく、大体は数羽がぽつりぽつりと道路際にいます.
そして、近づくとすぐには草むらへ入らず、道の奥に逃げるのが不思議です。
そういえばヒバリに限らず、
ハクセキレイなども横に逃げずに進行方向に逃げますね。
鳥の習性なのでしょうか? |
9月中・下旬までは、道路にたむろする彼らを見かけますが、
最後に旅立つ時期はよく分かりません。
10月にもヒバリのようなシルエットを見かけることがありますが,
この頃、鳥達は一瞬で藪に消えるためはっきりとしません. |