Mar.21,2001
餌を咥えたスズメ  スズメ  Passer montanus 団地内 ハタオドリ科
人家周辺の農耕地

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1年中
冬の群れ  
 冬にはトウヒなど針葉樹の植栽に集まり群れを作っています。 そばに給餌台があると、厳寒期〜春にかけて餌を求めるカラなど他の野鳥も 一緒に見ることができます。
 ぽかぽかと暖かな陽射しが降り注ぐ午後など、トウヒの表で日向ぼっこしながら、 井戸端会議をしているように鳴き合っています。

スズメの群れ
2000年12月下旬

TVアンテナでさえずる
2001年2月末
 3月に入ると暖かな陽射しが降り注ぐ晴れた朝には、 TVアンテナや電線にとまりさえずる姿がみられます。
 厳しい冷え込みや雪の日々が続いていても、このさえずりが もうすぐ春なのだ、もう少しの辛抱だよ慰めてくれます。

冬にスズメ等が集まるトウヒ
2001年2月下旬


 でも当然、猛禽類も目を着けているので、 ハイタカなどに襲われている場面に出くわすこともあります。

トウヒにとまっていたハイタカ?
2000年4月初め

 不思議なことに、1999-2000年の冬は何度も狩をするハイタカ? と出会いましたが、2000-2001年は一度も見かけませんでした。 この冬は、低温が続いたので鳥の行動が例年と違っていたのでしょうか。

春〜初夏  
2000年は裏の物置で子育てする様子を見ることができました。その経過です。
5/07 枯れ草などを盛んに物置の穴から運び込んでいる。巣作りに気付く。
5/08 交尾。
5/23 物置の穴を頻繁に出入し始めた。
5/26 餌を咥えて穴に飛び込むのを目撃。1羽が巣穴の上に餌を咥えてやってくると、 短くチッ・チッと鳴きます。すると、巣穴からもう一羽が飛び出して来ます。
5/31 この朝以前は、私が庭にいると物置の回りでチッ・チッと警戒し、 巣穴に入ることはなかったのだが、人影を無視して飛び込むようになった。
6/07 時々物置から、雛の鳴き声が聞こえる。
6/12 この日を境に鳴き声が途絶える。無事巣立ったのだろうか?
と、巣作りに気付いてから約5週間程で子育てが終わったようです。
後日談
 雛の鳴き声が途絶えた後、物置や屋根で雄がさえずっていました。 7/9頃、2羽のスズメが巣穴に何度も出入りしていましたが、 営巣には至らなかったようです。
 この時期、スチール製物置は直射日光が当たると灼熱地獄状態になります。 ちょっと時期が悪かったですね。

交替で巣穴に入るペア
2000年5月21日

営巣中のエピソード

5月末の朝、小鳥たちが盛んに警戒の声を上げていた. 屋根を見上げると,スズメ・ハクセキレイ・カワラヒワまでいるではないか. 見回すと総勢10羽はいただろうか.皆下を見ながら鳴いている。 その視線の先には,猫が1匹.獲物を狙うかのような低い姿勢. どうやら,小鳥たちはこの猫に対して鳴いていたようだった. 猫は,私に気付くと逃げ出した.と,小鳥たちも三々五々泣きやみ解散.
 いったい何が起こったのか?,そして,なぜ3種もの小鳥たちが集まったのか?