Apl.24, 2001
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トウ立ちしたフキノトウ  早春の花フキノトウ。最初に雪が消える南向き斜面にニョキニョキト現れ、春の到来を最初に実感させてくれる植物です。 でもすっかり雪が消え、あちらこちらでフキノトウが見られるようになると最初の感動もなくなり、いつの間にか忘れてしまいます。
 ところがタンポポが咲きそろう5月中頃、トウが立ち綿毛を飛ばし始めると「そう言えば雄花と雌花があったっけ。」と思い出します。 そして、「花のころ区別できるのだろうか?」なんて考えたりするのですが、翌年にはきれいさっぱり忘れてしまうことを繰り返していました。

 やっと忘れずに比べることができました。


 図鑑などでは「白っぽい雌花(株)と黄色っぽい雄花(株)」と書かれてます。 タイトルの写真のように、確かに色合いが違い、なれれば遠くからでも区別できそうです。
雌株 雄株
花を包む葉が広がった頃
 雄株では花(総包)がすき間無く並びキレイな球形をしています。でも、雌株は花の間にすき間があるので雄花に比べいびつな感じがします。
 また、雄花の小花は開いていませんが、雌花では雌しべが総苞片からはみ出しています。
 雄花の小花は総包の外周から順に開きます。中央のまだ開いていない小花が黄色く見えます。
 雌花は外周の小花から雌しべが伸び出し、中央では雄花と同じ形で白っぽい小花が後から開きます。
トウ立ち
 花の盛りが終わり、次第にみすぼらしくなって行く頃です。
 雌株の花の総苞片の頂きあたりが褐色を帯びてきます。雄花もしぼみ始めます。
花 (トウ立ち頃)
 雄花はしぼみ、朽ちてゆくのでしょうか。まだ確かめてはいません。
 ほとんどの雌しべの根本は茶褐色〜暗褐色ですが、写真のような赤紫色があります。ごく一瞬の色なのかなかなか出会えないですが、とてもキレイな色です。
フキ もご覧ください。