Mar.15,2001
エゾエンゴサク Corydalis ambigua あいの里公園・河川敷 ケシ科
明るい林の下

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花:4月下旬〜5月上旬
 毎年ゴールデンウィークの頃、野幌森林公園へ出かけています。 運良く穏やかな日だと、春の森を満喫できる素敵な場所です。 最大の目的は、このエゾエンゴサク。 タイミングが良いと、ミズバショウ・エゾリュウキンカと一緒に 咲くこともあるらしいのです。
 褐色の落ち葉に淡い紫のパッチや赤紫〜青紫のグラディエショーン、 大柄で目立つ白、そして鮮やかな黄色は長かった雪の季節が終わり、 本格的な春の到来を実感させてくれる風景です。
でも、今のところ想像だけに終わっているのが残念。

 小さく弱々しいので「山菜」と知った時は信じられませんでした。

あいの里公園 1995/05/03
今、ここはオオウバユリに占領されている
篠路:五戸の森 2000/05/13
種をつけている

 あいの里に越し公園で小さな群落を見つけた時は感激しました。 と同時に、意外と身近で、ありふれた山菜だったのかなとも思いました。
 当時、エゾエンゴサクが群生していた場所は、 今はオオウバユリに占領され、エンゴサクはオオウバユリ群落の外周部、 ササヤブの中や初夏には草刈りが行われる公園樹の根本などにまで、 広がっています。
 適した環境では、旺盛に広がるからこその山菜なのでしょう。
 河川敷では数十株程度で、まだ群落と言えません。
もしかしたら最近、付近で工事が行われ、生き残った個体が、 やっと小さな群れを作りはじめたところかな、と思っています。 少々驚いたのは、オオイタドリの林の中で増えていることです。
さて今年は、この繁殖力を庭で確かめてみましょうか?。