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あいの里について2
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地理

 

位置

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  街の自然  

概要

あいの里公園

緑道・空地

周囲

河原


概要

 

 


 あいの里は田畑、広大な原野、北海道第一の河川石狩川と河川改修で取り残された、 茨戸河に囲まれています。 新興団地はどこも同じだと思いますが、団地を一歩出ると 色々な自然が残されています。


 通りや緑道の街路樹が春から紅葉まで、季節を楽しませてくれます。 特にあいの里公園は公園樹の植栽もすばらしいのですが、 トンボの宝庫と言われるトンネウス沼には季節ごとに水鳥がやってきます。  防風林などで林床植物の群落が残っていたり、売れ残っている広大な空地では ノビタキ・ホオアカなど草原の鳥、まれに、オオジシギも見られます。

あいの里公園

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 古拓北川を雨水調整池としたトンネウス沼を中心に、野球場・テニスコートと散策路兼 ランニングコースがあります。
 沼ではコガモ・マガモやアオサギがよく見られ、オオルリやキビタキを見かけたことも あります。 他に、アカモズ、アカハラ、カワラヒワ、アオジ、コヨシキリ、エゾセンニュウ・カワセミ なども餌場や営巣に利用しているようです。公園の南西部には、 河畔林の名残らしい小さな林が残され、毎年トビとカラスが営巣しています。
 散策路に沿い、ツツジ、ハマナス、エゾヤマハギ、アキグミなどが植えられ、 季節の花を楽しませてくれます。また、初夏シロツメクサとコウリンタンポポの絨毯 となる芝地、初夏には花を、そして秋には実・紅葉を楽しめるサラサドウダン、ニシキギ、 オオツリバナなどが植えられた一画もあります。

緑道・空地

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 団地には「緑道」と呼ばれる歩行者用道路があります。

周囲

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 雪どけから降雪まで、街の北を境する茨戸川はマガモやアオサギなど水鳥で、 そして厚い氷と雪で被われた冬には色とりどりのテントが建ちならび、 ワカサギ釣りで賑わいます。
 街の南にはミズゴケやモウセンゴケが生え、夏にはノハナショウブ・タチギボウシが 美しく咲き乱れる湿原が残っています。
 JRの南から湿原にかけてはササヤブが広がり、初夏にはワラビ採りで 賑わいます。 その時分の原野はノビタキ・オオジュリン・コヨシキリ・ノゴマ・ オオジシギ・エゾセンニュウ・モズなど草原の鳥達のさえずりで満たされた、 格別に心地よい空間です。
 街と田畑の間や原野の中に防風林が残り、森が育ち始めています。  春ともなると、エゾエンゴサク・スミレ・ニリンソウなどが木々の芽生を前に ここぞとばかり咲き乱れます。
 初夏、少し暗くなった森では、ランやアマドコロ・ナルコユリ・ コウライテンナンショウなどが花を付け、そして、真夏のすっかり暗くなった林床で ぐいぐいと花茎を伸ばしたオオウバユリ、林の縁にはキツリフネなどが花を付けます。

河原

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河畔林と草原の鳥

 石狩川堤防には付近の住人の外、わざわざ車で犬の散歩に来る人も多いのです。 広い開放的空間が魅力なのでしょう。
 そんな堤防では、春を告げるヒバリ、初夏になると一斉に花開く ムラサキツメクサとタンポポモドキ、夏を彩るクサフジ・ムラサキウマゴヤシ・ シナガワハギ・コゴメハギとバタバタと羽音起てて飛び去るでトノサマバッタ、 秋にはユウゼンギクやオオイヌタデなど、帰化植物が目立ちます。
 ところが河畔林や鉄橋周辺など長期間人手が入っていない草原などでは、 様々な草原・湿地・林の生き物達に出会えます。
 春のエンゴサク・ニリンソウ・オオバナノエンレイソウの小群落。
初夏は、ランやアザミ、キショウブ、ヤナギトラノオなどが咲き、 オオジシギ・ノビタキ・オオジュリン・ノゴマ・エゾセンニュウ・コヨシキリ・ オオヨシキリ・モズそしてアオジがさえずる、一番にぎやかな季節です。
 夏、ショウドウツバメが飛び回り、他の鳥達が静かになり、 ホオアカのさえずりだけが聞こえる頃、 よ〜く探してみると意外にたくさんの花を見つけることが出来ます。
 秋、オオアワダチソウ・セイタカアワダチソウ、そして、傾きかけた陽で輝き 風に揺れるオギ。  冬になると、キタキツネの足跡が一面の雪原に点々と続き、 下水処理場からの排水とヤツメウナギ漁で厳冬期でも凍結しない川面が残るため、 越冬するカモやアオサギ、オジロワシ・オオワシまで見られることも多いのです。
 そして雪どけ。河で何百羽もの水鳥が羽を休める姿を見ることがあります。