□「A-1 Pictures のＡは阿佐ヶ谷のAだ 〜オリジナルアニメ大博覧会!!〜」レポ
その３「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」編
10分ほど休憩を挟んで第五部「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」コーナースタート
ある意味自分にとっては今回の真のメインイベントです。
ソラノヲト公式http://www.sorawoto.com/
出演ゲスト
神戸守（監督）
吉野弘幸（シリーズ構成･脚本）
赤井俊文（キャラクターデザイン）
清水暁（プロデユーサー）
各自己紹介の後、最初のメール質問
「アニメノチカラの第一弾作品が神戸守監督であることとに非常に驚きました。
A1的にはヤ○カンあたりが順当ではないかと思うのですが、一部熱狂的支持者がいるとはいえ、人気も知名度もそれほどではない神戸監督が選ばれたのは何故でしょうか。一部の熱狂的支持者のひとりとして知りたいです」
すいません、ほんと、すいません。
この質問も自分です。
ネタこみで送ったのにまさかそのまま読まれるとは思わなかったんですよ。
清水P「まあ、ヤ○カンさんは実写の方もあったので」
とちょっとクチを濁しつつ
「もともとは横山プロデユーサーの紹介があって、まず神戸監督ありきで企画はスタートした」
とのこと、そして
吉野「アニメノチカラの第一弾になったのは事故だよね？」
という意外な事実が。
元々は第二弾作品で、いろいろあって第一弾になったとか。
何故かについては、やはりクチを濁して明確には語られませんでした。
その後スライドでキャラ紹介
神戸監督にも何度か話は振られるが、あまりしゃべらない！
吉野氏がけっこう全体を引っ張っていく感じで進行
話の流れで神戸監督と吉野氏のお互いの印象について
神戸「吉野さんのホンは洗練されている」
吉野「地味だけど素敵な演出をする人、日常描写や女の子の何気ないしぐさをかわいく描くのが上手い人だなあ、と」
吉野「その神戸監督に思いっきり女の子を描いてて欲しいというのが今回の作品」
これを受けて次のメール質問
「ソ・ラ・ノ・ヲ・トはストレートでないにせよ萌えを狙った作品ではないかと思います。以前神戸監督は「エルフェンリート」を作る際『萌えがわからない』といったことをおっしゃてましたが、その後萌えは理解できましたか？」
神戸「たぶん、理解できてないと思います」
すいませんすいません、ほんとすいません。
もうお分かりかと思いますが、この質問も自分です。
神戸監督の答えに心の中でガッツポーズをとりました。
吉野「かわいい女の子がでてくる萌えを狙った作品ではないということはないけど、神戸監督を起用することで相乗効果が生まれるんじゃないかなと」
この発言も含めて、吉野氏の言質から、わかった上で神戸監督が起用されているという確信がもてました。
その後、ロケハンに行ったときの話や美術に関する話題へ
美術の甲斐政俊氏（参照）の起用は紅の一枚絵をみて、神戸監督の直感で決まったとか
ここで次のメール質問
「ロケハン写真で写っている壁、岩などは白っぽ乾いた感じがするが、美術では、黄色っぽく湿った感じなのは何か意図があるのか」
ちなみにこれは一緒にいった私の友人が送った質問
中々いい質問だと思ったんですが、神戸監督は「特に意図はないです」ということでちょっと不発。
ここでスペシャルゲストとしてカナタ役の金元寿子さん登場。
金元さんに10の質問ということで○×形式で答えてもらい、質問の答えを軸に雑談形式で進行
オーディションの時や、アフレコ時の話など。
カナタ役は神戸監督の意向で始めから新人にしたかったとか。
金元さんの演技は、新人といってもかなりしっかりしているとか。
あとは金元さんが他のキャストの印象でやたら小林ゆうさんを推してたのが印象的でした。
最後にまたゲストの色紙プレゼントのジャンケンをして挨拶をして終了
と思いきや最後の最後に自分が舛成監督にした「お互いの作品の印象を〜」という質問を司会の方が思い出して、神戸監督に質問。
神戸「すいません、見たことありません」
といういいオチがついたところで全てのプログラムが終了。
最後の神戸監督の答えはある意味では予想通り、あんまり他人の作品とか見そうにないですからね。
いや、しかし神戸監督はほとんどしゃべんなかった。受け答えも短くぼそぼそっとしゃべる感じ。
そこをなんとか吉野氏が盛り上げようとがんばってた印象。
ソ・ラ・ノ・ヲ・トは色付きでアフレコも終わってるということだったので映像公開もあるかと思ったんですが、なくてちょっと残念でした。
そんなこんなで５時間半に及ぶイベントが終了
各コーナーだいたい持ち時間１時間くらいでした。
■まとめというか感想というか反省
ここまで読んでくださっておわかりの通り、このイベントを一番楽しんだのは俺だ！
俺が「A-1 Pictures のＡは（以下略）」だ！！
といっても過言ではないくらいに自分の質問ばっかり読まれて申し訳ない次第です。
いやだって、送ったメール全部読まれたんですけど、どういうこと？
司会の方がちらっと事前に来た質問が１０数通だったといってたような気がするのですが・・・
いや、宇宙ショーはともかく、ソ・ラ・ノ・ヲ・トに質問メールこなかったら寂しいよね、と思いつつ場が盛り上がりそうなのを考えて送ったんですが、ほんとに自分（と友人）だけしか質問きてなかったってことなの？orz
ホントは神戸監督に対してもっとコアな質問を送ろうかとも考えたんですが、これでも自重したんですよ？
予想以上に神戸監督がしゃべらなかったので、もういっそのこと「神戸監督に１０の質問」とか送ればよかった。
えーと、そんなわけで、ご存じないかもしれませんが当至好回路では、サイト開設当初から、舛成監督と神戸監督の作品を追いかけプッシュしてきたという経緯があったりします。
そんな両監督の作品が来年同じ年に同じ制作会社から発表されるという、自分以外にとっては本当にどうでもいいかもしれない偶然に、ある種の必然を感じ、これでA1の未来は安泰だな、とかなんとか、そんなことをひとり夢想させるとても素敵なイベントでした。
■レポリンク集
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