宇宙ショーへようこそ


◆「杉並アニメーションミュージアム舛成孝二監督トークショー」行ってきた

http://www.sam.or.jp/event.php#259

杉並アニメーションミュージアムで行われた舛成孝二監督トークショー行ってまいりました。

少し早めに来て整理券を貰いせっかくなので杉並アニメミュージアム内の展示を閲覧。規模自体はさほど大きいものではないけれど、DVDのライブラリや、アニメ関連の書籍の蔵書が閲覧できるコーナーに河童のクウやスチームボーイの絵コンテがあってあまり見たことのない本が、あってちょっと関心。


同時に行われていた「宇宙ショーへようこそ展」では、パネル展示の他、絵コンテ、設定資料、原画などが展示してありました。絵コンテ、設定資料のぶ厚さはけっこうビビります。

そうこうするうちにイベント開場、大体50人くらいのキャパでのイベントでした。
トークショー前に特別映像の上映、これはすでにMXで先行放送した、冒頭の二十分まで。
上映が終わると、舛成監督、落越P、アニプレックス宣伝担当のむら氏が登壇、のむら氏の司会でトークショースタート。

以下覚えている限り印象に残ったこと。

・夏紀は最初ミニスカートだったけど、まずいのでホットパンツになった。でも世の中にはホットパンツ属性もあって結局エロい。
・ポチの設定年齢は35歳くらい
・最初子供は各学年一人づつ6人だったけど、大変になったので一人減らした。
・予算は当初OVAの延長で一億でできると見込んだが数倍かかった。
・作画枚数は予定7万枚が13万枚
・総カット数約1800、とにかく何もかも倍かかった(※数字に関しては記憶違いもあるかも)
・今回キャラの芝居は石浜氏、レイアウトは竹内志保氏の存在が大きい。
・レイアウトはかみちゅ、RODが写真レイアウトだったがそれを今回はやめて、絵的な嘘の入ったカッコいいレイアウトになっている。(かなり意訳)
・アニメータに描いてもらう芝居などは、監督自身がすでに答えを持っていても、アニメーター自信に一度考えさせて、自分の考えよりいいものならそれをどんどん取り入れてく。
・舛成監督はキャストは作ってる最中は、演技プランは考えても特定の声質や声優をイメージしないで、オーデイションで決め込む。
・設定はたくさんあるけれど、子供たちの目線で見て必要のないものは一切説明していない。けれど絵では全部描いている。

他のインタビュー等ででしゃべっていることとも若干かぶるのでその辺は割愛。

今回実は一番印象に残ったのは、わさび畑のロケハンで聞いたわさびの話がストーリーのヒントになった、という話。
以下わさび話
・わさびの収穫は季節関係なく1年中できる。
・水畑で種になる株の上に石をおくだけの簡単なオシゴト。一日3〜4時間しか働かない。
・わさびは大きい方が味もいいが料亭などでは、小さい方が人気がありそれがひとつ1500円で売れるので笑いが止まらない。・わさび農家に農協はない。
・でも冬の水は冷たい。場所によっては段差が7〜8メートルある場所もあり、落ちて死ぬこともある。
・話を聞いた落越Pがしきりに「わさび農家になる」といっていた

等々、これらの話の中でどうヒントになったかは、本編を見ると、なるほど、とわかると思います。

トーク終了後、サイン会へ
今日この場で前売り券を買った人のみという事でしたが、会場に来ていた殆どの人が購入したらしく、50人近くのファンに一人づつ舛成監督と落越P丁寧にサインと握手してくださいました。



そしてこれがゲットしたサインポスター、サインしていただいたポスター左が舛成監督、右が落越P。
ポスターは宣伝用の非売品、前売り特典のモノとも違うやつでした。


http://twitter.com/uchushow/status/16609724153
舛成監督直筆の周ちゃん!杉並AMで観ることができます。(アニプレ シンタ) #uchushow http://twitpic.com/1yf261

杉並ミュージアムの柱にアニメスタッフ、漫画家などの寄せ書きサインがあるのですが、そこに舛成監督も加わりました。


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