雑記帳過去ログ2005.06


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2005/6/28 (火)

雑感程度にまとめようと思いましたが長くなりました、はっはっはっ

まほらばとおとぎ話と日常の永遠性 

当初、まほらばを見はじめた時には、この作品を擬似家族を形成していく物語なんだろうという予見を立てて見ていたのですが、その考えは中途から多少修正しました。
擬似家族というと、基本的に他者同士が親子、兄弟姉妹に似た緊密な関係を築いていくことだと、すると鳴滝荘の住人同士の関係は、擬似家族というには距離がある。(黒崎親子は他者同士で家族の絆で結ばれてますが、アレは二人の間で完結しているので、また別)
通常の下宿人同士の関係としては緊密だけれど、家族というほどにはお互いに依存しあわない、干渉し過ぎない他者同士のコミュニティというラインで納まっているということです。

まあ、実質擬似家族モノと大差ないのですが、理想化された閉じた共同体やモラトリアムを描いた作品は、その居心地のよさに反して、得てして、その閉塞性や外部との関係の断絶によるユートピアゆえのデストピアという不毛性を浮き彫りにしてしまうんだけれど、この作品が外に開かれていないかといえば、そうでもなく例えば主人公の白鳥くんは、絵本作家になる為に勉強中だったり、桃乃さんは海外留学中の彼と遠距離恋愛をしていたりと外へ開かれたチャンネルが用意されている。
そして殊更に「思い出」や「居場所」というキーワードを繰り返すことで、その共同体や場がかならずしも永遠ではないことを逆説的に暗示している。
まほらばという作品は「今ある日常」のユートピアがいつか終わることに自覚的なのだ。
少なくとも自分みたいに年食った視聴者は「永遠に続く変わらない日常」など存在しないことを十分承知している。故に能天気にそれにしがみ付こうとする、キャラや物語というのに多少なりと嫌悪が生まれるのだけれど、いつか終わることに自覚的であることで、「まほらば」はその嫌悪を上手くそらしてくれる。
そして矛盾する気持ちではあるが、こういった共同体の日常は幸福であればあるほど「いつか終わる」とわかっていてもそれが永遠に続いてほしいと願わずにはいられない。

わたしが「まほらば」というアニメを「おとぎ話」なんだと思ったのは、その「願い」を本当のこととして描ききってしまったところにあります。
最終的に「鳴滝荘」は、幾つかの事件がありながらも、白鳥くんが鳴滝荘に加わった時から、何一つその日常の姿が変化していない、梢ちゃんの人格が統合されないのもその象徴のひとつ。
最終回に向けて梢ちゃんという人格が出てこなくなったことで鳴滝荘の「あるべき日常の姿」は崩壊の危機に直面するが、鳴滝荘にとっての「あるべき日常の姿」は、「早紀」も「魚子」も「千百合」も「棗」もそして「梢」もいてこそのものであり、もし梢ちゃんの主人格を呼び戻す為に、他の人格が統合されてしまっては、それはやはり「あるべき日常」が崩壊してしまったことになってしまう。

そして梢ちゃんの人格が統合されないのは、現実的に鳴滝荘の住人がいつまでもそこにいるとは限らないし、今ある日常はいつか変わっていってしまうというけしてぬぐい去ることの出来ない梢ちゃんの不安を暗示している。
日常の崩壊という不安に怯える梢ちゃんを救う為に、この物語が選んだ着地点は、これまでお姫さまの心を蝕んでいた、日常の崩壊という不条理、現実というモンスターを、王子様が退治し、お姫さまとお姫様が自分を守る為に生み出した分身もすべて受け入れて、救い出してしまうというばかばかしいくらいのハッピーエンドであり、「王子様とお姫様はいつまでも幸せに暮らしました」という大嘘である。
「永遠に続く幸福な日常なんて存在しない」、それを自覚した上で、あえて、その存在をフィクションとして「おとぎ話」の中に封じ込めて、それを王子様である白鳥くんがお姫様である梢ちゃんの「願い」を守る為の「決意」として描きあげた、それが「まほらば」の日常を永遠にするための着地点だったのではないかと思うわけです。

私が死ぬほど好きな漫画に、わかつきめぐみの「So What?」という作品があるのですが、この漫画は、不器用なキャラたちがひとつの屋根の元に居候してたわいのない日常を繰り返し、最終的に約束された別れを描き切ることで、「日常の永遠性」を封じ込めたようなそんな漫画です。
「まほらば」を見ながら途中、ふとこの作品との相似性にきづいてなんだい意外と自分の趣味にあった作品だったんじゃないかと思いながら、最終的に「まほらば」がどういう着地点に収まるのかという点でも興味深くみていました。
で、「まほらば」は「SoWhat?」とは真逆の方法論で、おなじ「日常の永遠性」を描いた作品となったことに驚かされました。
唐突に「So What?」なんて漫画だして何言ってんだと思われるかもしれませんが、私的にこの作品を引き合いに出すのは、ありえないくらいの賛辞なのです。
ということでなんだか、私名の好きな「日常モノ」論になってしまいました。
まあ、それぐらい「まほらば」がツボにきたということです。

参考

icon

So what?
文庫版全4巻
わかつきめぐみ
白泉社
各¥570




2005/6/27 (月)

まほらば #25 「告げる夜」 
脚本:山田靖智/絵コンテ・演出:長井龍雪/作監:大木良一

珠実、白鳥くんに完全敗北の巻
珠実は器用になんでもこなせる天才のように見えて、梢ちゃんに対してだけは不器用で、自分の気持ちを上手く処すことが出来ない、そういう点では非常に人間くさい。
一方で、自然体で自分の気持ちを素直に出して、相手の気持ちを汲むことのできる白鳥くんは、地味に見えてしっかり「主人公」として超越した存在なんじゃないかなと、思った。
ところで珠実って原作のキャラ人気投票でぶっちぎりで人気ないんですが、「まほらば」で一番好きなキャラをだれか選ぶとするなら、私は珠実と答えます。
エピソード的に、珠実と梢ちゃんの出会い話が好きだったというのもありますが、なんつーーか、報われない恋、とか片思いして失恋しちゃうとか、不器用とか、屈折してるとことか、ツボなんだよな。
このキャラが好かれない理由もよくわかるんだけど。

あとこの回でシリアスモードの灰原さんがジョニーじゃなくて堀内賢雄でしゃべるのにはやられた。渋すぎ。

まほらば #26(最終回) 「まほらば」 
脚本:山田靖智/絵コンテ・演出:木村真一郎/作監:藤井昌弘

第1話から登場していた「うめぼし姫」の絵本自体は原作には出てきてないので、アニメの完全オリジナル部分なんだけど、それを最終回の締めに持ってきたということは、たぶんこのラストは最初から立てられた構想の上でのモノだったと思うんだけど、その使い方の上手さにうなった。
(いや、始まった時は「んだよ、総集編みたいだな」とか思ったけど)
絵本自体の内容は梢ちゃんをモデルにして、梢ちゃんはひとりじゃないよ、みんながいるよという内容でしかないのだけれど、絵本の話がほぼ結末まで行った段階にいたって、梢ちゃんは目覚めない、何故だろう、と思った瞬間に、梢ちゃんが待っている言葉が、閃く
「王子様とお姫様はいつまでもいつまでもみんなと幸せに暮らしましたとさ」
というおとぎ話の最後にかならずつくお決まりのフレーズ。
それが、梢ちゃんの願いであり、「まほらば」という物語の願いでもある。
これが提示された瞬間、私はなるほど「まはらば」は実はおとぎ話だったんだと得心し、おそらくこれがアニメ版スタッフの「まほらば」という原作にたいする解釈の答えなんじゃなかろうかと思いました。

梢ちゃんの人格は結局統合されなかったけれど、それ自体は、重要なことじゃないというスタンスには共感するし、白鳥くんと梢ちゃんの関係はまだ始まってもいないので、続きを作ろうと思えばまだまだやれそうだし、まだ原作の連載が続いている作品の着地としては非常に上手かったと思う。
兎にも角にもとても満足の行く最終回でした。

とりあえずここまで。まだ書きたいことがあるので、続きは明日。


■MEMO

サムライチャンプルーに続く、マングローヴのオリジナル・アニメ最新作第二弾!
『ERGO PRPXY |エルゴプラクシー』

監督:村瀬修功、脚本:佐藤大



2005/6/24 (金)

WEBアニメスタイル:リニューアル記念放談 佐藤竜雄×小黒祐一郎 その5

正直昨日は釣られすぎた。今は反省している。
おっさんになって若者向けのオタアニメについていけなくなって子供向けに逃げていたことは、認めます。
でも、その子供向けに逃げていたのはそこに「通俗的なテーマ」が描かれていることの安心感があったからだと思うのね。
若者向けに「通俗的なテーマ」で言うなら、「鋼の錬金術師」はかなりイイ線いってたんじゃないかなぁ、あれはおっさん受けも悪くなかったと思うし。マニア向けを保持しつつマスに向けて作るひとつのモデルになったんじゃないかと。

>小黒 今、ファンの年齢の話が出たけどさ。40代は大げさにしても、もう30代ぐらいが、DVDのコアターゲットじゃない。
佐藤 そうですねえ。
>小黒 俺も『セーラームーン』とかが大好きな人だから、「萌えアニメ」を否定するつもりはないんだけど、そればかりでいいのか、と思うのよ。別に可愛らしい女の子がいっぱいいる世界で、ほのぼのとした話をやってくのもいいんだけど。何かねえ、大人が観るものなら、それとは別に視聴者に対して何か提示できる内容があると思うんだけど、それはどうなんだろう。それは別にアダルトな事をやるべきだという事ではなくてね。


大人が見るもんだから堅いテーマが本当に必要なんだろうか?という気がします。
まあ「攻殻SAC」とか「プラネテス」とか現代的テーマを盛り込んでエンターテイメントにしている作品が出てきてるし、そういうのはもちろん面白いんだけど、はっきりいって、フィクションよりも現在進行形の日本を取り巻く政治状況のほうがエキサイティングすぎて、ニュース見てるほうが面白かったりするんですよね・・・そういうこともひっくるめて予言的な作品作れるなら見てみたいけど、そういうの作れそうなのって、結局、富野くらいしかいそうにないし。
なので正直金出して繰り返し見るなら、可愛い女の子眺めながら、まったり癒される作品のがいいと、最近思っちゃうんですよねー、退行してるなと自分でも思うけどさ。



2005/6/23 (木)

WEBアニメスタイル:リニューアル記念放談 佐藤竜雄×小黒祐一郎 その4
>佐藤 (前略)でも最近、年かさのアニメファンで「子供のための作品がいい作品なんだ」と言っている人がいるじゃない。
>小黒 いるね。多数派じゃないと思うけど。
佐藤 アニメファンと呼ばれていた人達が大きくなって、おっさんになったという事ですかね。昔は通俗性を肯定して、「アニメなんか観るんじゃないよ!」と言っていた大人に腹を立てていた人達が、自分が大人になって、もっとタチの悪い事を言い出したって感じでなんというか。子供にしたら大きなお世話というか……。
>小黒 えーと、それは『コメットさん☆』とか『おジャ魔女どれみ』を絶賛している人達の事だよね。
>佐藤 な、なんて露骨な事を(笑)。ああいった反応は、作ってる人間も認められてるんだから確かにうれしいんだろうけど……うーん、何かね。
>小黒 まあね。誉めたい気持ちは分かるけど、子供向けだから優れているわけではないよね。

はっはっはっ、俺のこと?よーし釣られちゃうぞぉ

少なくとも私は「子供向けだから優れてる」なんてちっとも思ってないです。
子供アニメを誉めるときは、単純に作品として優れてるし面白いと思っているからですよ。「子供向けとして優れている」という誉め方をすることはありますが、それは、子供向けという枠の中で子供を対象に手を抜かずにしっかり作られていることを誉めているのです。
オタク向け/子供向けで貴賎なんて設けててないよ、どっちもそれぞれ価値あるつーの。

はっきりいってあげますよ、子供向けアニメを殊更に誉めるのは、オタク向けにつくってDVDだけ売って回収できればはい終わり、くだらないオタク向けだから手を抜いてもいいやというオタクを馬鹿にした作り手の態度が透けて見えるオタクアニメの多さに対するあてつけでもあるんですよ。
子供アニメの方がよっぽど内容もあって志が高い作品があるんじゃねーのという。


極上生徒会 #12

奏会長と奈々穂の出会い話。
珍しく作画もよくて、神社のシーンは結構よかった。
ふと思ったんだけど、
「神社で雨宿り、すれ違っていたキャラ同士の会話→和解、雨が上がって晴れやか」
ってシュチュエーションのパターンてアニメではお約束になってるよなと。
いやこういうの好きだからいいんだけど。



2005/6/21 (火)

第六回感想率調査結果発表

来ました、一先ず結果は見てもらうとして、極上生徒会が上位にあるのが、意外というかなるほどというか。突っ込みやすい作品なので感想も書きやすいからか。

終了番組評価で上位5作品は見られなかったり途中で見るのを止めちゃったりという作品ばかり。まあこの時期、個人的に盛り上がれる作品がなかったってことなんですが。巌窟王は作品的にマイナス点はなかったんだけど、半分くらいまで見て自分の興味が尽きて止まったまま放置してしまったり、スクールランブルは・・・自分でもどうして興味がもてないのかわかんないです。
両者ともこの結果があらわすとおりいい作品だったんだと思うんだけど、自分にとっては、どうでもいい作品でしかなかった。
そんなわけできびしさランキングで第六位という結果に。うーん。



2005/6/20 (月)

まほらば #24

白鳥くんが事故にあったという誤報を聞いて倒れてしまう梢ちゃん。
なんとか目を覚ますが、梢ちゃんではなく魚子ちゃんや早紀ちゃんら別人格だけで、梢ちゃん自身は目を覚まさない。
そして梢ちゃんの多重人格の原因が両親の事故にあったことが明かされる。
ということで、最終回に向けて話がまとめに向かいそうな感じ。
シリアス度を和らげる為か絵本仕立てのパートが多用されてたけど、ちょっと余計にかんじてしまった。
白鳥くんにメロメロな梢ちゃんにジェラシー全開な珠実がちょっと痛ましい。
次週は一時間スペシャルで最終回

Musical Baton

Musical Baton というのをすぎたさんから受け取りました。なんか流行ってるらしいです。折角なので答えてみます。

・PC に入ってる音楽ファイルの容量

3Gくらい

・今聴いてる曲

まほらばのサントラ。

一番最近買ったCD
B0007VEZ76 Love & Life ~private works 1999-2001~
岡崎律子 長谷川智樹

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・よく聞く,または自分にとって大きな意味のある5曲

B00005GX2P トップをねらえ!ウルトラ音楽大全集〜田中公平の世界
ビデオ・サントラ 日高のり子 少年少女合唱団みずうみ

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B0000076IW 機動警察パトレイバー2 THE MOVIE ― オリジナル・サウンドトラック P2
サントラ

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B000058AAB MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK
菅野よう子 ビデオ・サントラ PHILHARMONIC ORCHEST MEMBERS OF ISRAEL

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B000026WO9 天使創造すなわち光~「少女革命ウテナ」
TVサントラ 演劇実験室◎万有引力 東京混声合唱団 J・A・シーザー

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B00005L8LU コメットさん☆BGM集(1)
TVサントラ MOKA 小西香葉 近藤由紀夫

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昔から歌よりもサントラばかり聞いてる人間だったので、過去に聞きまくったサントラからチョイスしてみました。
田中公平、川井憲次、菅野よう子とか音楽の趣味はメジャーだよな、うん。

・次にバトンを渡す5人

うちの掲示板にたまに書き込みくださる方とか、よく巡回しているとことかとかから、とか思ったらもう結構飽和してきてるようです、困った。五人足りませんが
まんりきさん
しゅばるつばいさん
zetialさん
ヤマモトさん
お願いします。
参加するしないは自由だそうなんで、スルーしても構わないそうです。
ぶっちゃけ新手の不幸の手紙なんであえてストッパーを選択するのもまた勇気かと。実際自分は回すかどうかちょっと悩んだ。


■MEMO

ポニーキャニオン、萌えレーベル「moe」のDVDを低価格化
以前低価格BOXででたものの、ばら売り
リスキー☆セフティも入ってるんだけど、ジャケがあたらしくなてるぅ!?
→http://www.pc-moe.com/




2005/6/18 (土)

トップをねらえ2! #3
脚本:榎戸洋司/絵コンテ・演出:平松禎史/キャラ作監:林明美/メカ作監:阿蒜晃士

今回は文句なく面白かった。
キャラのドラマの盛り上がりとバトルのカタルシスが結びついて、バスターマシンの存在がちゃんと作品の核として機能している。
ちゃんと「熱血ロボットアニメ」してるじゃないか。
これこれ、こういうのが見たかったんですよ!

B0009I8U0A トップをねらえ2! 3
鶴巻和哉 福井裕佳梨 坂本真綾 沢城みゆき
バンダイビジュアル 2005-06-24

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そろそろ新作の放映日も出揃ったようなので

2005年夏期新作メモ


かみちゅ! 06/28(火) 26:40 TV朝日
あまえないでよっ!! 07/01(金) 10:00/21:00 AT-X
シュガシュガルーン 07/02(土) 07:00 TV東京
おくさまは女子高生 07/03(日) 25:10 とちぎテレビ
ぱにぽにだっしゅ! 07/03(日) 25:30 TV東京
GUN×SWORD 07/04(月) 25:30 TV東京
タイドライン・ブルー 07/06(水 ) 26:40 TV朝日
涼風 07/06(水)  25:00 TV東京
フルメタル・パニック!TSR 07/06(水) 24:00 前夜祭
07/13 #1
WOWOWノンスクランブル
SHUFFLE! 07/07(木)  24:30 WOWOWノンスクランブル
奥さまは魔法少女 07/08(金) 24:00 キッズステーション
あかほり外道アワーらぶげ 07/09(土) 10:00/21:00 AT-X
D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜 07/11(月) 24:00 キッズステーション
機動新撰組 萌えよ剣 TV 07/12(火) 24:30 キッズステーション 
ぺとぺとさん 07/13(水) 24:00 キッズステーション
苺ましまろ 07/14(木) 26:05 TBS
プレイボール 08/23(火) 23:00 アニマックス

※放映日はあくまで個人で視聴できるものです放映地域によって異なるので、詳しくは公式で



さて期待作として以前から取り上げてる「かみちゅ!」「苺ましまろ」以外ですと、谷口悟朗監督と倉田英之脚本の「GUN×SWORD」、テレコム・飯田馬之介監督の「タイドラインブルー」、錦織博監督の「奥さまは魔法少女」といったオリジナル系がやはり注目どころ。原作モノも「ぱにぽにだっしゅ!」の新房明之監督、ふもっふに引き続き京都アニメーションが制作する「フルメタルパニックTSR」など、実力・実績のあるところがそろっていてラインナップ的にはかなり濃いんじゃないかと思います。
シュガシュガルーン、ぺとぺとさんあたりは多少気になりますがこの辺はふた開けてみないとといった感じです。



2005/6/16 (木)

かみちゅ!対策室
R.O.Dの舛成孝二×倉田英之の新作、個人的超一押しということで、また特設ページを設置します。


極上生徒会 #11

極上生徒会のライバル絢爛生徒会とフットサルで勝負。

フットサル部の部員の代わりにフットサルをすることになったが、生徒会メンバーが全く役立たず、相手は審判も抱きこんで、絶体絶命さてでどうするのか?
というところに隠密のメンバーの一人が管理人さんに変装して登場しあっさり逆転、隠密以外のメンバーは真相を知ることもなく大喜び。
試験のときと話の構成は似てるけど、シリアス要素がなくて御都合を御都合としてギャグにしてしまってるので、説得力云々で引っかかることもなく、メンバーのばかっぽさを純粋に楽しめた。
あと今回微妙に少林サッカーしてましたが、やるならもっと徹底して欲しかったなぁ。



2005/6/13 (月)

昨日Zガンダムの劇場版見てきました。
ガンダムを楽しむためというより、富野の発言を楽しむ為にという歪んだ目的で、ですが。


まほらば #23

みんなで紅葉狩り
でもっていい歳してみんなで鬼ごっこ、ひさしぶりに梢ちゃんと白鳥くんがいい雰囲気。
と思っていたら、帰りの電車でいつまでみんなといっしょにいられるかと寂しがる梢ちゃんに、ずっといっしょに思い出をつくっていこうとほとんどプロポーズみたいなことを言ってしまう白鳥くん。
今までも作品の中で「思い出」という言葉を強調したり、白鳥くんの描いた童話なんかでいつか来る「別れ」が示唆されてきたけれど、今回は、それがまた繰り返された形で、紅葉狩りや鬼ごっこのようなたわいない戯れやなんでもない日常の出来事の希少性が強調されてきて、ラスト展開への下準備をしてきたという感じ。
この辺テーマ的にわかりやすいくらいに直球なんだけど、なんかもうみてるこっちとしては、んなことはわかりきってることだから、終わらせないでもっと続けてくださいという気持ちに傾いてしまいます。
ということであと3話。

あとどうでもいいとこかもしれないけど、桃乃さんが飲んだ空き缶をきっちり持ち帰ってるマナーのよさに関心。


エウレカセブン #9

ホランドやエウレカの軍隊にいた時のことが語られ、ようやっと本筋の核心部分に近づいた回。よくわからなかったゲッコーステイトという存在とエウレカやホランドのキャラの立ち居地がはっきりしてきたのは良いけど、レントンがついこの間の戦争に無知というか鈍感なのがちょっとひっかかるかな。



2005/6/10 (金)

本日発売のアニメージュより
かみちゅ!放映予定サブタイトル&スタッフ

6/28 #1 神様のいじわる 
脚本:倉田英之/絵コンテ:舛成孝二・畑博之/演出:舛成孝二/作監:千葉崇洋
7/5 #2 神様のお願い
脚本:倉田英之/絵コンテ:高島大輔/演出:舛成孝二/作監:藪野浩二

アニメージュにはカラー記事2P、舛成監督のコメントあり。


訂正
#1 絵コンテ:舛成孝二/演出:舛成孝二・畑博之
#2 絵コンテ:舛成孝二/演出:高島大輔


■MEMO

4860481909 アニメーションRE
インデックス・マガジンズ 2005-07-22

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新創刊のアニメ雑誌、だそうです。7/22発売予定。
発売元ののインデックスマガジンの親会社インデックスグループはマッドハウスも抱えているそうな。参考編集長メモ



2005/6/9 (木)

B0008JH772 苺ましまろ プロローグ〈初回限定生産〉
ばらスィー 生天目仁美 千葉紗子 折笠富美子
ジェネオン エンタテインメント 2005-06-08

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届いたー
中身は、新作プロローグアニメ、OPテーマプロモ、キャストトーク。
プロローグアニメは作画も良いし、間も上手いし、期待通りの良い出来に仕上がってて満足、TV放映が待ち遠しいです。
個人的にはあまり興味なかったキャストトークなんですが、生天目さんに他のキャストが「苺ましまろって面白くなるの?」と質問して、作品の魅力について紹介していくという構成で、意外と面白かった。
生天目さんの「男なんていらないんだよ!」に激笑。

まあ、原作の魅力については原作ファンとしては承知のことなんだけど、実際TV放映が始まって、初見の人にどう受け止められるかというのが、個人的に興味があったりするわけですが。


極上生徒会 #10 彼女に水着をきせないで

プール実習に際し奏会長の水着目当てで集まる他校男子生徒の対策を講じようとする生徒会メンバーというお話。
人気投票のランクで対抗意識を燃やすメンバーの反応がおもしろかった。
前回の#9みたいな極端にシリアスな話より、こういうゆるゆるなネタの方が面白いですよ、やっぱり。

■MEMO

“かみさま”はなんと中学生!?TVアニメ「かみちゅ!」キャストインタビュー

かみちゅ!大阪&名古屋でも放送決定!
>朝日放送………7/7(木)27:01〜放送開始
>名古屋テレビ…7/13(水)27:08〜放送開始



2005/6/7 (火)

2005年春の感想率調査
今回も参加させていただきました。


ミルモでポンちゃあみんぐ #8

結木の幼馴染で初恋の女の子・はるか登場
結木と趣味も近いし、どう考えても楓に勝ち目がなさそうなんですけど。


■MEMO

まかせてイルか! 7/6(水)24:00〜 キッズステーション




2005/6/6 (月)

4757505019 まほらば 1 (1)
小島 あきら
スクウェア・エニックス 2001-07

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今週はサプリメントアニメの放送がお休みだったので、サプリメント補給のため、原作コミックを買ってみましたよ。
とりあえず6巻まで、丁度アニメ版22話の黒崎親子編の話まで読了。
アニメ版は原作のエピソードを取捨選択したり入れ替えたりしつつ上手に再構成されていて、適宜シーンを補っているという感じ。
アニメオリジナルのシーンは22話なんかだと、朝美ちゃんがお見合い写真をみて涙をこぼすところや、黒崎親子が最後に鳴滝荘に戻ってくるシーンなんかがそれ。
もう一個気づいた点としては、原作はキャラの心情を台詞やモノローグで語る場面が割と多いのをアニメ版は、そこをやや抑え目にして映像で語るように置き換えている。そのぶんいい台詞が削られちゃってるとこもないとはいえないんですが。
アニメを見ていればスタッフが非常に丁寧な仕事をしていることがわかるんですが、原作を読んでみて、スタッフが原作を大切にした上でアニメとしてのプラスアルファを目指していることがよくわかりました。


エウレカセブン #8

ゲッコーステイトが、カネの為ならなんでもするとして、その金は組織維持の為だけのものなのか、それとも何か別の目的がある裏の顔を持つ集団なのか。おそらく後者なんだろうけどその辺がはっきりしてこないと物語的にどこに向かおうとしているのかが全く見えずなんともいえんなぁ。
それとレントン自身はその裏の部分にはなんだかあまり関心がなさそうというか、純粋すぎるのかな、基本的に大人を信頼しすぎてるというか。毛が生えてないみたいだからしょうがないか。
でもその信頼している大人=ホランド自身も実は大人になりきれてない大人でしかなかったり。
うーん、多少評判が落ちてきてる本作ですが、まあ気長に見て行くしかないですね。




2005/6/4 (土)

絶対少年 #2,3

別荘地の夏休み、幽霊の噂、河童らしき謎の男の子との邂逅、空を飛ぶ謎の物体、過去の記憶が欠落した主人公、幽霊の噂を聞きつけてきたローカルテレビ局のアナウンサー。
とりあえず物語を構成する状況は一先ず出揃ったという感じ。
ムード重視の演出もまあ良いと思うんだけど、これだけのことを描くのにここまでまわりくどいと、最近の傾向を鑑みるに、話自体は3倍に薄めたオレンジジュースのように薄くなりそうな予感。


■MEMO

6/5(日)19:00〜トップランナー新海誠出演
危うく忘れるところでした

ぱにぽにだっしゅ 公式サイト
テレビ東京 7/3(日)25:30〜
原作:氷川へきる
掲載:月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス)
監督:新房昭之
シリーズ構成:金巻兼一
キャラクターデザイン・総作監:大田和寛
アニメーション制作:ガンジス/SHAFT





2005/6/1 (水)

甲虫王者ムシキング #9

社会派教育アニメムシキングの今週のテーマはニートでした。
森の民は森の世話をするという労働の報酬として樹液を得、結果的に森という社会を豊かにするが。今回登場した労働を放棄した森の民は、森の豊かな資源をただ食いつくし、森=社会を崩壊させてしまい、その上自分たちの死にも関心を示さないというもの
#5「果実の里」は資本主義の話だったし、やあすごいなムシキングは。

脚本:上代務


■MEMO

WEBアニメスタイル移転

BSアニメ夜話第四弾放送日
6/27(月) 23:00〜未来少年コナン
6/28(火)23:00〜劇場版 エースをねらえ!
9/29(水)23:00〜超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか