§医学(学術)書
私の名診・誤診・迷診(正・続) 旺史社

癌の告知 メジカルフレンド社
著者はまだ癌告知がタブー℃汲ウれていた1970年代に、癌は患者のものであり、事実を知り、治療の選択肢を知る権利も患者のものであり、医者は主体的に患者に選択肢を呈示しながら患者とともに癌と闘うのが本来の使命であり、その為には癌告知が大前提となる。との信念のもとに、ケースバイケースで告知を始めた。本書は、自ら試行錯誤しながら患者と共に癌に挑んだ貴重な記録である。本書がトリガーとなって癌告知は広く世に受け入れられるようになったとも言える。「癌の告知」と題する論文や本に少なからず接するが、本書は癌の告知をせまられた15症例の真実のケースレポートである。この中には告知が是とされた個々の症例が詳しく報告されている。その症例分析の前に、著者が扱われた約200名の癌患者の中から、自分が癌と知った患者、24例についての一覧表が示されている。そこには病名、告知されたか察知した理由、告知者、宗教などが列記されている。このような具体データを世間に発表した例はおそらく他になく、これは読む者、特に医師には衝動的である。この表が示された後から、年齢や癌の進行度の違う15症例につき、癌告知が患者に積極的に必要だとされた例、告知に追い込まれた例などが、実に具体的に記載されている。なぜ著者がそうしたか、せざるを得なくなったかが、著者の優れた医学的判断と、人間の命の価値を最優先に考えようとする人間観からの判断をもとに、まことにリアルに記述されている。(聖路加看護大学学長 病理理事長 日野原 重明)

虫垂炎―100年の変遷

-その臨床と病理-
へるす出版
虫垂炎は何故巷間モーチョ≠ニ、解剖学的に明らかに誤りである呼称で言い習わされてきたのだろうか―この素朴な疑問から発し、虫垂≠ェ安易に切られている日本の医療の現場の実態にも疑問と義憤  を覚え、外科黎明期の明治時代に遡って文献を渉猟、ないがしろにされてきた虫垂炎≠フ実態を解明し、その実像に迫った貴重な学術書。
【目次】
第1章 虫垂炎の変遷/第2章 頻度・年齢・性別/第3章 虫垂炎の原因/第4章 虫垂の解剖(形態)・生理/第5章 虫垂炎の病状/第6章 診断/第7章 鑑別診断/第8章 治療/第9章 術後合併症とその対策/10章 臨床と病理の相関

実践の手術手技

-教科書にないテクニックとコツ-
金原出版
【目次】
第1章 外科医の適性/第2章 手術時の姿勢/第3章 結紮/第4章 手術器具の持ち方、扱い方/第5章 左手の使い方、生かし方/第6章 癒着剥離のコツ/第7章 出血への対処/第8章 手術例/第9章 吻合術

腹部疾患の診かた考えかた

 −key word からの演繹法-

中外医学社

腹痛でわかる病気 テンタクル
【目次】
第1章 腹痛に関わる臓器―自分の身体の構造はある程度自分で知っておこう/第2章 心窩部(みぞおち)の痛み/第3章 右季肋部の痛み/第4章 左季肋部痛/第5章 臍周囲の痛み/第6章 右下腹部痛/第7章 左下腹部痛

外科医と「盲腸」 岩波書店
日本人の5人に1人が手術を受けてきたという虫垂炎。これを誤って「盲腸」と呼び、“たかがモーチョー”とあまりにも軽く考える風潮はいまなお強い。だが、そこに大きな落し穴があった。第1線のベテラン外科医が、自らの豊富な手術経験を紹介しながら、「盲腸」をめぐる誤解と間違いを正し、理想の外科医とは何かを語る。
【目次】
第1章 “モーチョー(炎)”は存在しない/第2章 “モーチョー”を死語に/第3章 「虫垂炎」は国民病か―右下腹部にキズ持つ日本人/第4章 手術と算術/第5章 “モーチョー”と医療訴訟/第6章 アルファでありオメガなる虫垂炎―“モーチョー”を切れる外科医/終章 アッペから無輸血手術へ―私の軌跡

病の大陸(共著) 集英社

ナースのマナー
−接遇プロへの道−
金原出版
「マナー」シリーズの嚆矢。著者が最も多く接した医療者はナースであるが、技量、人間性とも勝れたナースが余りに乏しいことに怒りを覚え、対患者、対医者に対するナースのマナーを徹底させる必要性  を痛感、看護雑誌「エキスパートナース」に連載したものに加筆して単行本としたのが本書である。多くの心ある医療者に受け入れられ、ロングセラーを続けている。

医者のマナー 金原出版
医師は、医療の現場ではヘッドでありコマンダーでもある。技量識見の高さでコ・メディカルの信頼を集めるばかりでなく、人間的にもリーダーに相似しい人格を併せ持たなければならない。しかし現実には独りよがりで協調性に欠け、患者はもとよりスタッフともトラブルを起こす医師が少なくない。本書は、そうした医師の再教育を意図して書かれた啓蒙書である。

患者のマナー
−医者との上手な付き合い方−
金原出版

誤 診

−なぜ起きる、どう防ぐ−

講談社
自らの経験も含めた豊富な実例でみる医療ミスの実態!たとえば虫垂炎と診断してお腹を開けてみても、五パーセント以上の確率で虫垂には異常がない。残念ながら、誤診は避けられないもののようである。しかしそれには、避けられたミスと避けられなかったミスとがある。超音波(エコー)やCTなどの診断機器がどんなに進歩しても、最終診断を下す医師の力量がなければ宝の持ち腐れである。多くの実例から誤診の原因を探り、これを避けるために、医療関係者や患者が持つべき心構え、さらには行政がなすべきことを提言する。
【目次】
第1章 私の誤診/第2章 誤診はどれほど起きているのか/第3章 誤診はなぜ起きるのか/第4章 誤診と裁判/第5章 誤診を防ぐために

無輸血手術 エホバの証人の生と死− さいろ社
いま、病院で起きていること現役の外科医が多くの経験の中で知った、患者と医者のあり方、カルテで考える生と死のドラマなど感動のエッセイ集。
【目次】
エホバの証人との出会い/変遷する国民病に程遠く/死者への接吻/ある老女の死/モーチョーは「盲腸」/日本医療史の恥部/指の汚れは流せるが〔ほか〕

外科医べからず集

−梶谷語録に学べ−

金原出版
【目次】
第1章 手術室におけるマナー篇/第2章 修行篇/第3章 技術篇/第4章 付け加えたい「べからず」集

実践のプライマリ・ケア

−どこまでやるか、やるべきか−

金原出版
プライマリ・ケアの厳しさと醍醐味を満載した力作である。
【目次】
●エッセイ
我が半生の素描 旺史社

鬼手仏心

集英社

いま、病院で起きていること―現役の外科医が多くの経験の中で知った、患者と医者のあり方、カルテで考える生と死のドラマなど感動のエッセイ集。
【目次】
“エホバの証人”との出会い/変遷する“国民病”/“仁”に程遠く/死者への接吻/ある老女の死/モーチョーは「盲腸」/日本医療史の恥部/指の汚れは流せるが〔ほか〕

赤ひげは死なず 講談社
癌告知がタブー視された理由、尊厳死を書いた鴎外の先見の明、痔疾に泣いた松尾芭蕉…など名作に託して描く最新エッセイ。
【目次】
幻影なる癌/「酔いどれ天使」は名医であり得ない?/ハンセン氏病は“天刑病”にあらず/結核―あるノスタルジー/死に到る病ではなかった漱石の胃潰瘍/痔疾に泣いた漂泊の人/入魂のメス/乳房、そは誰のもの?/赤ひげは死なず/鴎外が垣間見た尊厳死〔ほか〕

外科医のセレナーデ 集英社(文庫)
外科医のカルテにはドラマがある。お腹を開けて、予想しなかった状態に唖然としたり、突然の出血にきもを冷したり、輸血を拒否するエホバの証人の手術をしたり、毎日が闘いだ。敢然と病魔に挑み、正義感にあふれる現役外科医が、患者と医者のありかたを、カルテをとおして描く、生と死の感動のエッセイ集。
【目次】
エホバの証人との出会い/変遷する国民病に程遠く/死者への接吻/ある老女の死/モーチョーは「盲腸」/日本医療史の恥部/指の汚れは流せるが/されど贖罪の日々/目が離せなかったヒーロー達〔ほか〕

患者を生かす医者、死なす医者 講談社
信頼できる医者と出会えるかどうか、特に外科医の場合、手術そのものが傷害行為
第1章 手術室におけるマナー篇/第2章 修行篇/第3章 技術篇/第4章 付け加えたい「べからず」集で、下手な外科医にあたると、命までとられかねない。第一線の外科医として30年にわたり活躍を続けた著者が、医者の腕の良し悪しから、手術が失敗する理由、薬の使い方、インフォームド・コンセントの難しさにいたるまで、医者のホンネ、病院のタテマエを語りながら、「患者にとって良い医者、良い医療」とは何かを問いかける。
【目次】
序 よい医者、ダメな医者/第1部 医者の腕は何で決まる?/第2部 こんな手術で大丈夫?/第3部 医者の薬の選び方/第4部 医者の算術/第5部 『患者よ、がんと闘うな』を考える/第6部 医者の生き方

六道の沙汰 −平家の女と男たち− 文芸社
我が世の春を謳歌した平家一門20年の栄華の陰にうごめく男女の愛欲、その壮絶にして哀切なドラマを綴る

私が出会った外科医たち 金原出版
飽く無き探求心で外科道を追求した30年の回想記
ベストセラー「実践の手術手技」「メスよ輝け!!」の著者が次代を担う有為の医学徒に送る赤裸々なメッセージ!
●小説
罪ある人々 旺史社

王国への道(上・下) 旺史社

王国への道 英訳本 KIKKO

わが愛はやまず

-罪なき者、石をもて-

文芸社

乳癌を患い、遠からぬ死を予感した47歳の看護婦・志津は、かつて夫と子どもがありながらも、真剣に愛し合った外科医・周平に手術を託す。再燃する恋情と命の灯火を卓抜した表現力で描いた力作

緋色のメス(上下) 幻冬舎文庫
宮城県の公立病院に勤める看護婦・中条志津は、四十七歳の春、乳癌を宣告される。彼女が治療先に選んだのは、秋田の鄙びた炭鉱町が経営する小さな病院だった。執刀を依頼したのは、この病院に勤務する外科医・佐倉周平。かつて人妻の身ながら激しく愛した相手だった。二十年ぶりの再会を果たした二人は、運命の歯車が再び動き出すのを感じた。
佐倉の腕は本物だった。乳癌は摘出され、乳房再建術によって新たな胸も得て、志津は無事職場復帰を遂げることができた。しかし佐倉に面会した夫と息子は、佐倉と志津の過去に疑念を抱き始める。一方志津は、佐倉に新たな思いを募らせる。だが術後四年目、志津の体に異変が起きる…。ベストセラー『孤高のメス』の著者が描く不滅の愛。

孤高のメス

-外科医当麻鉄彦(上下)

栄光出版社


孤高のメス

幻冬舎文庫
-外科医当麻鉄彦(1〜6巻)-      
-神の手にあらず(1〜4巻)-                       
まともに手術ができない外科医が、なぜ大学病院の教授になれるのか?
当麻鉄彦は、上司たちの手術に疑問を覚えて大学病院を飛び出す。国内のみならず、アメリカのゴッドハンドと呼ばれる外科医に師事し、オールラウンドにテクニックを会得した彼は、琵琶湖のほとりの民間病院に赴任し、肝臓癌の摘出手術、乳癌による乳房再建術など難手術に挑み患者達の命を救っていく   

続編には、5年間責を担い、地域病院の理想像を追求しながら同志や部下の造反にあって志半ばで挫折した無念の思いを込めました。この長い物語が混迷を極める医療界への頂門の一針となれば著者冥利これに過ぎるものはありません。

●紀行文
ある船医の思い出 土屋書店

●コミック

メスよ輝け!! (A4 ワイド版)

集英社

メスよ輝け!! 集英社
琵琶湖畔で中核をなす私立総合病院・甦生記念病院。そこの第一外科を預かる若き医師・当麻鉄彦。患者本位の医療を行おうとする彼だが、現実はなかなか難しかった…。そんな中、信仰上の理由から輸血を拒む、“エホバの証人”の患者に手術を行うことになり!?
甦生記念病院を関連病院にすることを狙う、近江大学医学部のト部教授。肝移植のチームを作りたい実川のために、当麻を近江大学の医局へ引き抜きにかかる。そんな折、当麻の母親に異変が!? 故郷へ戻った当麻が、実家で診た母は……!? 

メスよ輝け!!復刻版(全15巻) ホーム社

ザ・レジデント(全3巻) 集英社

青ひげは行く(全6巻) 集英社