上見ぬ鷲 |
うえみぬわし |
鷲(ワシ)が他の鳥を怖がらず警戒しないのにたとえて、うぬぼれが強く何ものも怖がらない態度。 |
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鳶が鷹をうむ |
とびがたかをうむ |
特に優れたところもない親が、立派な子を産むたとえ。 |
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鵜の目鷹の目 |
うのめたかのめ |
鵜(う)が魚をタカが鳥を探し求めるときのように、人が細かいところまで十分注意して、物を探し出そうと |
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鳩に豆鉄砲 |
はとにまめでっぽう |
突然の事、意外な事に驚き、目を大きく見開いて、ボンヤリしているようす。 |
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烏合の衆 |
うごうのしゅう |
カラス(烏)の群れのように、規律も統制もない寄せ集めの人びと。 |
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鷺を烏 |
さぎをからす |
一目で違いがわかるのに、サギをカラスというなど、わざと理屈に合わないことを言って反対すること。 |
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鷹は飢えても穂は摘まず |
たかはうえてもほはつまず |
タカはひどく腹が減っても稲の穂を摘むようなことはしない |
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鶴の一声 |
つるのひとこえ |
有力者の一声で物事の決まりがついて、多くの人がそれに従うこと。 |
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雉も鳴かずば射たれまい |
きじもなかずばうたれまい |
山野にすむキジも鳴かなければその居所を人に知られず、射たれることもなかったろうに… |
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鴨が葱をしょって来る |
かもがねぎをしょってくる |
カモの肉にはネギは付き物。そろえば鴨鍋にするのにおあつらえ向きだ。まるで注文したように、要求に |
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翠は羽を以って自ら残う |
すいははねをもってみずからそこなう |
カワセミ(=翠)は美しい色の羽があることのために、情けようしゃもなく人に捕えられる。長所がかえっ |
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能ある鷹は爪を隠す |
のうあるたかはつめをかくす |
タカは利口で、獲物に攻めかかる直前まで爪をかくして、気付かれないようにすることから、実力の者は |
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雀の千声 |
すずめのせんこえ |
つまらない人間がばかばかしいことをあれこれ言うこと。 |
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雀の涙 |
すずめのなみだ |
ごくわずかな量のたとえ。 |
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雀百まで踊り忘れず |
すずめひゃくまでおどりわすれず |
スズメは生まれてから死ぬまで飛び跳ねるくせがぬけないことから、幼い時におぼえた習慣は歳をとっ |
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鶴は千年、亀は万年 |
つるはせんねん、かめはまんねん |
ツルとカメは寿命が長く縁起がいいことから、長寿でめでたい事の言葉。 |
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鳥篭に鶴をいれたよう |
とりかごにつるをいれたよう |
小鳥の鳥かごに、ツルを入れたらせまくて身動きできない事から、押さえつけられのびのびしない様子。 |
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誰か烏の雌雄を知らんや |
だれかからすのしゆうしらんや |
カラスのオス・メスは区別がつきにくいことから、人の心や物事の善し悪し、または人の優劣を見分ける |
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塵塚に鶴 |
ちりづかにつる |
ごみために上品で美しいツルがいる、ということから、つまらない・くだらない所に優れたものがいりまじる |
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掃き溜めに鶴 |
はきだめにつる |
ゴミ捨て場にすっきりして清らかなツルがいる、ということから、よくない環境の中に、ひと際優れたもの |