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《 カナダ旅行記 T 》

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メープル街道編

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旅行期間 2002年10月 9日〜15日

《 概要 》

行 程
10/ 9 成田発      NW0012   16:00
デトロイト着         14:30
デトロイト発   NW1106   17:15
モントリオール着       19:01
ロレンシャン高原のホテルへ
ツアー デ ボヤジャー
TOUR DES BOYAGEURS
3005 Chemin Principale Mont-Tremblant QC JOT1ZO
tel 819-681-2000 (国番号1)
fax 819-681-5999
10/10 ロレンシャン高原を散策後モントリオールへ
ノートルダム教会・マウントロワイヤル
聖ジョセフ礼拝堂などを観光後ホテルへ
ルネッサンス モントリオール ホテル
RENAISSANCE MONTREAL HOTEL
3625 Avenue du Parc Montreal H2X 3P8 Quedec
tel 514-288-6666
fax 514-288-2469
10/11 ケベック一日観光
プラスダルム・州会議事堂・オールドケベック
戦場公園・プラスロワイヤル・グランドアレー通り
など観光後モントリオールのホテルへ
10/12 サウザント・アイランズ観光後トロントのホテルへ
クラウン プラザ トロント ドン バレー
CROWNE PLAZA TORONTO-DON VALLEY
1250 Eglinton Ave. East Toronto On M3C 1J3
tel 416-4494111
10/13 ナイヤガラフォールズ・ナイアガラ・オン・ザ・レイク
などを観光後トロントのホテルへ
10/14 トロント発    NW0419  11:57
ミネアポリス着       13:10
ミネアポリス発       14:50
10/15 成田着           17:15



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《 旅行記 》



10月 9日(水)


一日目は移動のみで夜9時頃ロレンシャン高原のホテルへ。

ホテルはコンドミニアムタイプで電磁調理器や食器洗い乾燥機などが有り、
夕食が付いてなかったので、日本から持って行った鍋焼きうどん
(器がアルミで出来ていてそのまま火に掛けられるタイプ)で夕食。
コンドミニアムだと知っていれば重たい五徳や固形燃料は持って行かなくても
済んだのだけど・・・カップめんを持って行ってもお湯が沸かせるかどうかも
分からなかったので・・・



10月10日(木)


二日目は朝食のバイキングをホテルから7〜800m離れたレストランへ
朝の散歩がてらに行き、たらふく食った後、ホテルの周りを散歩。

同行した添乗員は、10日前にこのコースを周ったけど、その時はまだ紅葉は
3割ぐらいだったそうですが、今回は観頃で良いそうです。
温暖化の影響で紅葉の見頃もずれているようです。

ロープウェイで頂上まで行きましたが、曇りでパッとしなかったのが残念。


   


気温12℃位? でも、前々日は3℃だったそうです。
寒いのと限られた時間のため早々に下山。


   


   


ロープウェイに車椅子で乗り降りの際は止めて、スロープを用意してくれます。
中は車椅子一台がやっとで方向転換は不可能。プラス健常者4人程度の広さ。

その後モントリオールへ。途中昼食のフランス風田舎料理を食べるため
牧場みたいな所へ寄り、バスから降りて、皆は馬車に乗り換え食事場所へ
向かったが、俺は馬車に乗れないので、周りを観ながら食事場所へ7〜800m
の散歩。皆はこんなおんぼろ馬車だったら歩きながら景色を観た方が良かったと
言ってました。食事は豆のスープとオムレツ、ジャガイモのバター炒めと
蒸かした物、ハム、メープルパイとメープルシロップの掛かったホットケーキに
コーヒー、その他、ピクルスやオリーブの漬けた物等・・・





食事後、フォークダンスのショーみたい等があったみたいだけど、
ケツのでかいバーさん達のダンスを観てもつまんないし、いっぷく(^。^)y-.。o○
がしたかったので早々と外へ。暫らくするとダンスが終わったのか、皆出て来て、
板でできた納屋みたいな所へ移動。そこでメープルシロップの作り方の
説明をしていたみたいだけど、興味なかったし、納屋の中へは入れそうもないので
外で(^。^)y-.。o○

再びバス乗り場まで馬車での送迎があったみたいだけど、殆どの人が
徒歩で来てました。そして、この牧場が経営するみやげ売り場に寄り、
モントリオールへ。

モントリオールでは聖ジョセフ礼拝堂の庭を見学。しかし、見学時間10分と
言う事なので、俺はバスから降りずに車窓から見てました。

次にマウントロワイヤルと言う池の有る公園で、この時は見学時間15分と
言うのでバスから降りたけど、つまんない公園で降りたのを後悔。


   


ノートルダム教会は中へ入って見学(^^)v インスブルックの大聖堂ほどの
煌びやかさは無かったけど、ステンドグラスや祭壇等の装飾品は
一見の価値有りでした。


   


   


   


   


   


そしてホテルへ。

ホテルは繁華街の徒歩圏内で、夕食が無かったため外へ。

モントリオールは地下街が発達していると言うので、ホテルで地図を貰い散策。
なかなか車椅子で地下へ入る入り口が見つからなかったけど、デパートの
エレベーターで地下街に侵入。苦労した割にはファーストフードとかブティックや
小物店ばかり。朝と昼飯をたらふく食べたのでファーストフードも食べる気しないし、
下手に巨大な地下街を動き回って出口が分からなくなると困るので早々に退散。

帰りがけにスーパーによってビールを買う。

トロントでは酒類は買いづらいそうですが、モントリオールでは日本の様に
簡単に手に入るそうです。



10月11日(金)


三日目、朝食後ケベックへ一日観光。このホテルの朝食バイキングは最悪。
相当宿泊代を値切った様だった。

ケベックまで約3時間。フリーウェイ沿いの森はさすがメープル街道で
ケベックまでズーッと紅葉が見頃だった。北上しているためかロレンシャン高原にも
匹敵するぐらいの紅葉で、ロレンシャン高原もそうだったけど、紅葉はかえでが多い様で、
もみじの様に色鮮やかに真っ赤にはならず寝ぼけた感じ。
その他、ブナや白樺の黄色が目立った。


   


ケベックに着くと州会議事堂や戦場公園を皆は見学したが、どこも見学時間
15分程度だったし、この日、めっちゃ寒かったので俺は降りずに車窓から見学。


   


その後、城壁内のオールドケベックに入り、シャトーフロンテナックホテルの前の
ダルム広場で下車。オールドケベックをノートル・ダム大聖堂の方まで散策したが
大聖堂の中には入らなかったのでガッカリした。でも、石畳で中世の街並みにはご満悦。


   


   


   


   


ミートパイが有名と言うレストランでミートパイの昼食後再びダルム広場に戻り、
そこから皆は階段で崖下のプチ・シャンプレン通りへ。俺は有料のエレベーターで
下へ降り合流。細い道の両側に沢山の店が有るが車椅子では入れないので、
俺は街並みや街角で弾いているバイオリンやハープなどのライブパフォーマンスを
観て楽しむ。


   


   


   


   


   


   


そしてまた3時間掛けてモントリオールのホテルへ戻り、この日も夕食が無かったので、
夕べのスーパーでサラダとヨーグルトとビールを買う。



10月12日(土)


四日目、トロントまで移動。

途中キングストンに有るドレッシングで有名なサウザンド・アイランズの島々を
昼食のバイキング後、約一時間のクルーズ。遊覧船は車椅子でも問題なく乗れたが、
昼食が済み、売店に入っている間に雨が本格的に降り出す。雨合羽を着て完全な
雨対策をし、出航を待つ。船に乗ってしまえば屋根があるので濡れずに済んだ。


   


   


   





クルーズ後半には雨は上がり、合羽を脱いで出発前のトイレ争奪戦の準備をする。
駐車場には観光バスが10台近く有ったのでこの船には300人近い人が乗っている。
この人達が真っ先に目指すのは数少ないトイレだった。車椅子のため最優先での
上下船だったが、最高速度4.5km/hのJW-1ではトイレに到着した時には長蛇の列。
しかし、男子は殆ど個室を使わないので、『車椅子が通ります。チョッと通して下さい。』
と、どんどん中へ、案の定、入り口は長蛇の列だったが、車椅子で使える個室は空いていた。

それからまた、長時間バスに揺られトロントへ。


   


   


キングストンまでの途中も雨が降ったりやんだりだったが、トロントまでの道のりも同じ。
紅葉はケベックまでの道のり程では無いがやや色付いていて、まあまあだった。

ホテルへ到着。

ホテルはトロント郊外に立地し、周りはフリーウェイで、ホテルの外へ出ても
スーパーも何も無い。部屋で少し休憩後、夕食のためレストランへ。この日初めて3食付いていた。

夕食はサーモン料理でした。



10月13日(日)

五日目、朝食なしだったので、モントリオールのスーパーで買った物で済まし、
ナイアガラフォールズへ。

この日は朝から雨で、霧の乙女号に乗るまで雨だった。霧の乙女号に乗る時に合羽を貰ったが
既に自分のを着ていたので、そのまま乗船。車椅子問題なし。アメリカ滝のすぐそばまで行き
迫力の水しぶきを浴びる。その後カナダ滝へと。下船する時には雨は上がっていた。


   


   


   


   


   


この時、やっぱり晴れ男は俺だろうと確信した。
その後、テーブルロックへバスで移動し、上から滝を観る。


   


そしてアメリカ滝とカナダ滝の両方が見えるレストランへ移動しバイキングの昼食を摂り、
自由時間に写真撮影。


   


   


ナイアガラ・オン・ザ・レイクへ移動し、街並みを散策。


   


   


ここは19世紀の英国風建物が数多く保存されており、道の両側は商店で一杯。
メープルシロップのアイスを買い、街を散策。クリスマス用品で一杯の店があった。

ワイナリーへ移動し、アイスワインの試飲後、トロントの革製品直売所に連れて行かれる。

ツアーはこう言ったみやげ物店と提携しているので旅行代を抑える事が出来るらしいので、
時が過ぎるのを待つ。

私達のグループはこの革製品直売所でツアーから離脱し、日本食の寿司バーで握りをほおばる。

この革製品直売所はCNタワーの近くにあり、夕べホテルへ付いた時にホテルで貰った地図で
寿司バーを探して、そこに入った。バーは地階に有り階段のため車椅子ごと店員に降ろして貰った。
握りのセットメニューを頼んで、ネタも味も料金もまあまあだったので満足。





久しぶりの日本食後、CNタワーへと歩き始める。タワー入り口の裏側の通りだったためか、
入り口が見つからなかったので、路上のベンチでハンバーガーをほおばっていた日本人らしい初老の
ご夫妻に『日本人ですか?』と声を掛けると『そうです』と言う返事。たぶんタワーから出て来て
くつろいでいるのだろうと思い、『タワーの入り口はどこですか?』と聞くと、ここを上がった所に
有りますと教えてくれた。坂を上るとそれらしい入り口が有ったが、そこは線路を渡る歩道橋で
歩道橋には数段の階段があった。それを心配してくれたさっきのご夫妻が駈け付けてくれて、
車椅子用の通路を親切にも聞きに行ってくれました。そして戻った時には、バンクーバーで
ワーホリをしていると言う二人の女の子を連れて来て、その子達が確かこっちにスロープが・・・
と、確認しに行って来てくれました。多くの人の親切で、やっとタワーへ到着。さっきのご夫妻も
ズーッと付いてきてくれて、『シルバーって言えば年寄りは少し安くなるよ』と、教えてくれました。

チケットカウンターでなんとなく、車椅子は下の展望台までで、上の展望台には上がれないらしい
事を言っているようだったが、でも、せっかく来た女房以外の他の4人は最上階までのチケットを
買ってやろうと頑張ってシニアが二人で・・・と説明していたら、親切にもさっきのご夫妻が、
この方は私達の添乗員なので通訳して貰いなさいと、添乗員さんを連れて来てくれました。
添乗員さんも業務対象外の私達の通訳を快く引き受けて下さいました。
ちなみに、近畿日本ツーリストの方でした。

そして、展望台へ、しかし、見えるのはただの夜景。夜景はラスベガスの様なきれいさはないので、
フーンこんなもんかと言った感じだった。食事をする前に先にタワーへ行っていれば、サンセットが
観られたのだろうが、作戦失敗。タワーには真下が見られるガラス?張りのフロアーがあったが
さすがに車椅子では乗る気がしなかった。

タクシーでホテルへ戻り、観光最終日が終わる。



10月14日(月)


六日目カナダドルを残しておいてもしょうがないので、
ホテルのレストランで朝食バイキングを食べた。


ナイヤガラで食べたバイキングぐらいの朝から豪華な食事で満足し、空港へ向かう。
トロント空港より、ミネアポリス乗継で成田へ。




10月15日(火)


17:15 無事に成田へ到着。




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今回の旅行は一般のツアーを利用したため、バスへの乗り降りは
友人におんぶしてもらっての旅でした。

何度もバスに乗り降りしたので、さぞ疲れた事と思います。

ありがとうございました。

また、添乗員の溝口さんも、気の利いた方で、旅行前にわざわざ電話を下さり、
こちらの事情を察知し、常に気遣って頂き、
おかげさまで楽しい旅が出来ました。

本当にありがとうございました。