窯の雑記帳
4. 105円で買える道具 
手宮窯の作品のなかで、F、SAという名前の付いているものには素地に、くし目模様がはいっています。
左の写真は、F・茶の手付き徳利とぐいのみです。
右の写真は、くし目をいれているところです。くしを斜めに当て、力を入れすぎないように上から下へ一気に動かします。品物が乾いて堅くなっていると くし目は浅く、柔らかい場合は深いぎざぎざの線になってしまいます。素焼きまでの工程は、乾燥を少しずつ進めながら施しますが、それぞれの工程に適した品物の堅さ(乾燥の度合い)があります。くし目を入れる段階で、堅すぎたりすると、次の工程にも支障がでます。品物の乾燥具合にはとても気を使います。
これは陶芸用の木ぐしです。500円〜600円位します。この写真は30個位くし目を入れるのに使ったものです。くしの歯が減っているのがお解り頂けますか? 10個位くし目を入れたあたりで、減っているのが見た目にも解るようになります。あまり減ると、その部分が品物によく当たらず、不均一な くし目模様が出来てしまうため、高くなっている部分をグラインダーで削って くしの歯の高さを揃えます。
ある日100円ショップで くし目に使えそうな形の木ぐしを発見しました。陶芸用より、歯が若干細いですが、充分使えます。これだと何せ105円ですから、たくさん用意しておき、減ったら次々変えていけるので作業の効率がぐんとアップしました。減ったものは、あとでまとめてグラインダーをかけます。
そしてこの黒いくし。これは くし目を入れたときに、削れてくる粘土が品物に付くため、それを払うのに使います。くしの部分と毛の部分がありますが、毛の部分を使います。毛の弾力が丁度良く使いやすいです。
このくしは毛染め用の くしです。これも100円ショップで買いました。
くし目をいれるのは、まっすぐな形より、丸い形の方がやりにくく、一番たいへんなのは手付き徳利です。
上の写真で くし目をいれているのは、このマグカップSAです。

100円ショップは道具、展示用品、事務用品 等々...。経費節減にはなくてはならない、庶民の味方です。
たまにお皿も買ってしまいます。
これまでの雑記帳
1. ポンス で クイズ?
2. ふくろう達の日向ぼっこ
3. へこたれなかった ふくろう達
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