窯の雑記帳

2. ふくろうたちの日向ぼっこ

手宮窯・ふくろう
手宮窯のふくろうは大、中、小の3種類の大きさがあります。
大、中、小それぞれの粘土の重さを決めているので、その重さを量った粘土をまるめて、ひとつひとつ作っています。中は空洞ではなく、粘土の塊です。型を使っていないので、表情も色々です。

やきものは成形をすると、少しずつ乾燥を進めながら、様々な工程を進めていきます。装飾などすべてが完了したら、しっかり乾燥させます。それには、品物によって適した状況があって、とても気を使います。板皿等はあまり一気に乾かすと歪んだり、ひびが入ってしまいますし、使っている粘土の目の粗さによっても状況は異なります。

手宮窯・ふくろう完全に乾いたら今度は素焼きをします。800℃位まで温度を上げて焼きます。素焼きが済むと、釉薬をかけたりする工程に移ります。
この素焼きの時、乾燥が充分でないものは、、割れたりひびが入ってしまいます。特に粘土の塊は、稀にボンと音がして砕ける事もあります。その場合砕けたものが、周りの品物にあたって壊してしまう事があります。塊のまま焼ける粘土の量には限度がありますがふくろうの大はぎりぎりのところかもしれません。
それで雪のない季節の晴れた日は、ふくろう達を日乾し もとい日向ぼっこをさせて乾燥させます。外側は乾いているように見えても、芯の方までは分かり難いのでよく乾燥させます。

手宮窯・ふくろうふくろうは成形などが終わった次の日位から外に出せます。ゆっくり乾燥させる板皿等に比べたら、次の日にはお日様にさらせるので、そういう点ではたくましい面々です。
戻 る