地域交流の一環として、子供会の皆さんと「古代米」の栽培をしています。

   私達の住む中川代集落の近くで、縄文時代の遺跡が発見
されました。遺跡からは、いろんな土器と一緒に、石でできた斧が
発見されました。その斧には「古代中国の文字」が彫ってあり、古
代から大陸と中川代と交流があった証拠だそうです。私達は、古
代の事についていろいろと調べてみたら、毎日食べているお米も縄
文時代の終わり頃に、大陸から伝わったという事がわかりました。
そのころのお米を見てみたいと思い村の人たちと一緒に作ってみる
ことにしました。
   4月に種をまき、5月におじいさんや、おばあさんに教えてもらい
ながら田植えをしました。6月、7月の暑いときの草取りは大変で
したが、10月の稲刈りはとても楽しくそして、びっくりしました。
   いつも食べている白いお米とはぜんぜん違っていました。そんな
体験をみんなとしています。

みんなで稲刈り 田んぼで活躍したカモ君達 古代米の稲
田植えの様子 収穫後の「感謝会」で餅つき 杭掛けの様子
古代米とは、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいるお米のことです。
赤米 皮の部分に赤色系色素(タンニン)を含んだ米で「赤飯の起源」と考えられている。栄養成
分は、たんぱく質やビタミン、ミネラルが多く含まれています。
黒米 皮の部分に紫黒色系色素(アントシアニン)を含んだ米で、精米すると米が紫色になる為、
「紫米」とも言われます。黒米の多くは、もち米で「おはぎの起源」とされ、古くから祝いの米
として珍重されています。また、滋養強壮に優れ、毎日食べ続けると髪は黒くなり、若
返る
と言われています。