賢信の戦った日々

入院中のことを日記のようにしてつづっています。
この中のことはあくまでも私の記憶です。
かけられた言葉などはあやふやです。
相手はそんな意味で言ったのではないかもしれませんが、
私はそう感じたというのもあります
2003/08/04    腹膜透析
賢信は全体的に浮腫んでいる。おしっこもほとんどでない。
 主人は「(自分の母親が亡くなるときに人工マッサージを)俺はまた もういいです。っていわなあかんのか。今度は自分の子供に」と泣いていました。 
これは駄目なんじゃないかと子供達を呼ぶ。入院してから子供達は私の実家にいた。久しぶりに会えた。
 主人は長女を見るなり抱きつき、泣いて謝っている。3女は私の姉にしがみついている。
 次女が一人呆然としている。私は次女を抱き上げ賢信の手を触らせる。
 「冷たい」そう言って触っている。長女もやってきて触り出す。
 その日から何があってもいいようにと 病院から近い自分達の家で 主人の父に子供達を見て貰うことにしました。
 尿が出ないし、腎臓の数値も悪いのでその対処として腹膜透析を始めるとのこと。
夕方より手術。手術室からなかなかでてこない、気を揉む。二人で不安になっていたとき、友人が来てくれて少し落ち着く。
手術は 成功したらしい。
意識がないから麻酔はいらないんじゃないかと先生達が話しているのを聞いて ドキドキしたけど 麻酔はちゃんとしてくれたようだ。
 腹膜透析とはお腹の中に体液より濃い液を入れ浸透圧で汚れを出すという物。
 子供にやった例があまりないのでまずは150CC入れて試してみる。
初回プラス40ccでてくる。初めてにしてはなかなか好調だとか。
賢信 なかなか好調ですよ。見た目にはわからないんだけどなあ
前のページ 目次 次のページ
ホーム ● 賢信の戦った日々 残された家族 講演会内容 新しいいのち 小さないのち 子育て日記 ご案内
掲示板

Last updated: 2008/3/16