今日 テレビで耳をすませばという映画をやっていました。
中学生の恋と焦りが描かれている作品ですが、見ていて ふと「あせらなくていいんですよ」といわれた言葉を思いだしました。
賢信が亡くなって4ヶ月くらいの時 それを言われました。
その時周りのみんなは 私が元気になることを望んでいたので 焦らなくていい と言う言葉は凄く不思議な言葉でした。
でも、いますこし わかるような気がします。
振り返れば いつも あせっていたというかもがいていました。
賢信の事 思い出しては このままじゃいけない 今の状況を打破しなければいけないと思っていました。
終わりのない 苦しさに 早く何とかしようともがいていました。
思い出しては苦しくなり うち勝とうと 必死でした。答えを出そうと とても 急いでいました。
「あせらなくてもいい」その言葉を思い出したときに ふと 賢信を想い出しました。
向かい合わせで抱っこすると いつもペチペチと私の顔を叩いていたことを思い出しました。
よそ見をすると「こっちへむけ」と言わんばかりに 顔を叩くのです。
想い出すと 胸が痛いし 涙が出るけど
初めて 立ち止まって思い出せたような気がしました。
賢信が亡くなってから 走って、焦って、答えを出すことを急いでいました。
今 少し 休憩。立ち止まって ゆっくりと進んでみようと思います。
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