残された家族

私の気持ちや家族の様子を書いています
2008-06-19 Thursday
家族
賢信を知らない次男。
最近は家の中でも賢信の名前は滅多に出てこず
私は次男に無理矢理、賢信のことを教えたり、言い聞かせたことはありませんでした。
「これ誰?」と聞かれれば「賢信」と答えるのみ。
聞かれれば答える程度で、無理に何かをするのはなんとなく嫌だったのです。
 
 ひらがなを押すと話す玩具で遊んでいた次男。
まずは自分の名前。
次に長女、次女、三女、三男、父、母と順に入れていました。
すると、私の名前を入れた後に
 
「賢信は?」
 
と言ったのです。
 
賢信のクリスマスプレゼントを次男・三男が取り合いしていると
「これ、○○(次男)のやんな」と聞いてくるので
「違うよ賢信のだよ」と言うくらいで
滅多に賢信の名前が出てきません。
特別、お兄ちゃんだよと教えたわけでもないのに
彼の中ではちゃんと家族に組み入れられていたようで
私は涙が出るほど嬉しかったのです。
 
 賢信の事、次男に悪いように取ってくれなければいいのだけれどと
複雑な気持ちもあるのですが
やっぱり、嬉しい。
そして、賢信の事を話しては行けないという雰囲気に
家族がならなかった事が一番嬉しかったです。

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Last updated: 2008/7/3