残された家族

私の気持ちや家族の様子を書いています
2004-08-02 Monday
何人目
最近 お腹が目立ってきたので よく「何人目ですか?」と聞かれる。前は子供を連れていると「3人姉妹?」とか聞かれるので 状況によって3人とか4人と答えていたのですが、この何人目という質問の答えは「5人目です」という答えしかないのです。だって 本当に5人目なんだもの。生きているから何人とか亡くなった子も含めて何人とか分けられない。とにかくお腹に入って何人目を産むのと聞かれているわけだから、答えは一つ。非常に困る。
 大抵5人目と答えると みんなビックリして「そう!上は男?女?」とかなりの確率で帰ってくるのです。
 で、その内なんだか 賢信の事を話さないとつじつまが合わなくなっちゃう事が 時どーきあって、話すことがあるのです。
 賢信の事を聞かれてね 困ることはないんです。「悪いこと思い出せちゃって・・・」とか言われても 思い出すと言うよりも 忘れたことがないから別にいいんだけど と思うのですが 困るのは 相手との雰囲気が悪くなっちゃって困るんですよね。
 相手が「しまった〜」という態度をとられると こっちまで なんか悪いこと言っちゃたかなあ〜とめげてしまいます。気にしないようにしてるんだけどね。
賢信の事を知っている人も 私のお腹を見て「4人になったら大変よな」とか「4人姉妹にぎやかやろうなあ」とか言われます。
賢信が亡くなって1年と覚えている人も 少ないんじゃないかな。
賢信の存在は 人から薄れていっているようです。
 私も賢信が居ない生活が当たり前になりました。
思い出すことも 思い出し方も 変わっちゃいました。
思い出すのが少なくなったり 居ない生活が当たり前になることには とても罪悪感があって 賢信の事を忘れることだと思っていた。
でも 賢信と言う子がいなかったという事には絶対になり得ない。忘れることも絶対にあり得ない。賢信が居たこと 事実だから。
なあ何してる?賢信。

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Last updated: 2008/7/3