今日は　診察の日。

おそるおそる体重計にのる・・・

なにせ　先々月２�s、先月３�sとかなりの順調な体重ののびっぷり・・・今月も１．２�s増。

お腹の赤ちゃんは　今日は私でもわかるほど男の子と判明。

やたらとお腹が重いなあと思っていたら　やはり大きめで　標準より１０日近く大きかった。賢信も３週間早く産まれてきたにもかかわらず　３３００ｇあったので　このまま行くと恐ろしい・・・

　いつもと蹴られる所が違うなあと思っていたら　やはり逆子だった。

　赤ちゃんが出来て　やはり変わった部分があります。

なんというか止まった物が　また動き出したような気分です。

　赤ちゃんを見て「また抱けるかもしれない（抱けると断言できない）」と思うと　涙が出ます。

　病院で泣くことはなくなりましたが、やはり怖さも　まだまだあります。

前は当たり前のように　妊娠したら　数ヶ月後には赤ちゃんが居て、来年には何歳になっていて　なんて思えたのですが

　今はそれが考えられません。

もう本当に　今は　無事に産まれて　誕生日を迎えられることが目標です。

ぜーったいに産まないときめていた私が　産もうかなあと思ったのは色々なきっかけがあるのですが・・・

一つは　お坊さんの言葉　「３０年生まれ変わらない」でした。

私は次産まれてきても　賢信じゃないと賢信はこの世でただ一人　と思っているのに　主人は賢信の生まれ変わりを望んでいた。それが重たかった。けれど　その話を聞いて少し肩の荷が下りた。

　あと、　やはり性別もつまづいた。

男の子じゃなかったら　賢信は私を許してくれてないんだと亡くなってすぐのとき思った時期もあった。

そんな時に友人が　「男の子じゃなくても　もっとお姉ちゃんに近づきたくて女の子として産まれてくるのかもしれない」と言ってくれたこと。

　あとは　小さないのち　の会報で次の子を産む？うまない？というのがあったんですけど　読んでみたら　産む人も産まない人も根本の思いが一緒だったこと。

色々　考えて　やっぱり　もう一度　この手に抱きたかったんです。

昨日　賢信の服が入っている引き出しを開けてみました。前は開けるだけで何もできなかったけど　今日は手に取ることが出来ました。

これを　赤ちゃんに来て欲しい反面　複雑な気分です。

　でも、赤ちゃんが教えてくれるんだって、私は賢信と違うよって、私は私だよって。

赤ちゃんが訴えると　教えて貰いました。

それも　大きなきっかけでした。

最近　胎動を感じるようになりました。

私は割合に早く感じるタイプなんです。

通っている病院は　ソフロロジーという出産法もやっているので　気持ちを落ち着けるためにもＣＤを購入して聞いています。

ずっと聞いてイメージトレーニングしないといけないはずなんですが・・・私は途中で寝てしまう有様です。

その中で　幸せなこと思い出して下さいとあるのですが　これは難しいですねえ。

幸せだったときのことを考えるのは　いの一番に賢信が出てきてしまうので　涙が出ちゃって　トレーニングどころではないんです。

仕方がないから　大きな木の下で天気のいい日に寝転がっているイメージだけを思い浮かべています。

　賢信が産まれたときのこと思い出します。

３週間も早く産まれてきた賢信は　３２５４ｇありました。４０週で出てきていたらかなりの巨大児だったでしょう。

それを早めに出てきてくれました。

病院で　寝ている賢信を見たとき　横に青い札があるのを見て感激した記憶があります。

今までは　ピンクの札・ピンクの服でしたから、青い札に青い服の賢信を見て　男の子だあと感激しました。

　残念だったのは３女の時までは産声テープがあったのに、賢信の時からなくなっていたんです。

続けて欲しかったなあ。

本当に５ヶ月後に　赤ちゃんを　この手に出来るんだろうか？

どうしてもそれが信じられないです。

今日は健診に行って来ました。

産婦人科に行くと　当たり前のですが妊婦さんがいます。

思わず目を背けてしまう。

ちょうど賢信くらいの子をつれた　親子も多い。

　前回　診察に行ったときは　生きていたら賢信くらいの子に「どうじょ」と物を渡された。

またその子が　どちらかといえば細くて賢信タイプ。見ているだけで　涙で返事が出来なくて、手に渡された物を　頭を下げてジェスチャーで返すのに必死。

帽子をかぶっていて良かった。外出するときは帽子がほんと必需品。

　しかし、今日は幸いにも　小さい子はおらず・・・ホッ。

春休みなので　子供も引き連れ　診察室へ・・・

　今日から超音波。先生が「性別どうする？」と聞くので「もう　はっきりしたいから教えて」とお願いする。

　いつも超音波を丁寧に診てくれる先生で、顔の写真や性別はかなり丁寧にやってくれる。以前もなかなか　顔のベストショットが出ないと　お腹をぐりぐりしているので「先生もういいよ〜」と思わず言ってしまうほど　一生懸命診てくれる先生なのですが　今回　性別が　ちょうど足がかかってみえにくい。しかし　今の技術は凄い物で　足をぼかして診ることが出来るらしい。

　で・・・結果　「これチンチンの先やな」と先生の言葉。かなり自信ありそう。でも　私にはどうみても　わからない。先生に何度も「男の可能性何％？」と聞き直してしまう。「男と信じて女やったら　かなりショックやで先生〜」と先生に言うと。

「男やで。　俺今までにそんな事（あとで訂正すること）あったか？」と聞かれる。

いや・・・今までバッチシ当たっていたし　産婦人科で知り合った人もはずれた人は多分　聞いたことがない。

　そう思いながらも　信じるのが怖い私・・・

またもや「服も鯉のぼりもおいといていい？」と聞き直す。（かなりしつこく聞いた）

「もちろん　おいといて」との返事。

　これで　堂々と鯉のぼりあげられるかなあ・・・

　男と言われ　嬉しい反面　私が男の子を産んだら　また死んじゃうのでは？と不安も同時に募るばかり・・・

　もし、次行って　「ごめん　違うわ」と言われるのも　大ショック・・・

　でも、とりあえず　元気に産まれてくれれば　それだけでいいんだよね

賢信が亡くなって　私は２度と子供は作らない。そう思っていました。

何よりも　怖かった。

私は４人出産して　それなりの子育てに対する　自信というか余裕もあった。

だけど　賢信の事があって　全く覆ってしまいました。

で、もう産まない　そう思っていました。

だけど　家族みんな　もう一人を希望していました。

そして　私も　やっぱりもう一度　抱っこしたかった。この手にしたかった。

産まないと産む両極端の気持ちが常にありました。

どうして良いのかもわからず　過ごしていました。

　そして　妊娠が発覚しました。

検査薬で出たときは一瞬凄く　嬉しかったのですが　そのあと　急に不安になりました。

やはり、また死んじゃったらどうしようというのと

この子を産むことで　みんなが　いや私自身も賢信の事　忘れていくんじゃないかというのと

男の子が欲しいという気持ちと

逆に男の子だったら　また死んじゃうかもと言う気持ちともあるし、

新しく産まれる子は　家族なのに賢信の事知らない

その事実を　私が受け止められるんだろうか・・・

何よりも　私自身がもう大丈夫なんだと　思われるのが嫌だった・・・全然大丈夫じゃないのに。

　産婦人科では行くたびに号泣。

その産婦人科では最近　１６週目までは女性の先生で１６週以降は院長先生という風になっていたのですが　あまりの私の不安定さに一人目から付き合っていて　信頼持っている院長先生にずっと診てもらうことになりました。

行くたびに　号泣しています。先生すみません・・・

　そして　引きこもり気味になってしまいました。人と会うのも嫌になってきてしまい・・・そんなときにフォーラムがあって、外に出ざるを得なくなり　なんとか脱出できました。

　でも　未だに誰にも言えず、親にも言えずにいます。

なんだかね・・・

どんな反応が出るかも怖いし　おめでとうといわれるのも嫌だし（全然　おめでたい気分じゃない）

明日の健診で　安定期にはいるから　　せめて親には言わなくてはいけないんだけど・・・どんな反応が返って来るやら。

喜ばれても　嫌だし、驚かれても嫌だし、もう産むななんて言われたら　それこそ大ショック。結局どんな反応ならいいの？といわれても自分自身わからない。

とにかく不安。不安。恐怖。

未だに　信じられない。

数ヶ月後にはこの手に赤ちゃんがいて

来年もこの手にいる。

そういう想像が全く出来ないんです。

とにかく　怖くて不安で。

赤ちゃんのことを考えるよりも　どうしても賢信の事を思い出して　泣いてばっかりです。

だからといって　賢信の事思い出して泣くのは赤ちゃんに良くないから　とか思いたくもないし　産まれてくる子が　もちろん賢信だとも思っていない。

悪いこと考えるとお腹に悪いよと　言われても　結局は考えてしまい、お腹に悪いから駄目だあ〜と悩みまた落ち込む・・・

どちらにせよ落ち込むから　自分が思いたいこと思うことにしました。

とにかく　賢信がお腹に忘れてきた物を　拾って出てきてくれ　そう願うしかないです。

賢信がお兄ちゃんになる・・・

そう考えると　また涙が出てきます。

賢信　お兄ちゃんになるんだよ。