Yahiro & Gerardo Project Jazz con Aroma a Folklore

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           2004.9.10〜10.11  

昨年秋国内におきましては、皆様のお力添えでボサ・ノヴァライヴ&コンサ−トを全国30ヶ所以上にて展開することができました。   
ありがとうございました。
また海外におきましては、5月21日にパリの日本文化会館でYahiro & Gerardo Projectの公演を行い、大きな話題となりました。      
出演のヘラルド・ディ・ヒウスト、カルロス・ブスキ−ニ、金子飛鳥、そしてヤヒロトモヒロの4人はその時に編成されたメンバ−です。        すでに自分はこのユニットによる日本公演を企画したいと考えておりました。
日本人とアルゼンチン人の混成バンドによるYahiro & Gerardo Project を紹介させていただきます。

長年の友人ヘラルド・ディ・ヒウスト氏は、自分と同世代の音楽の世界で活躍するアルゼンチン人ピアニスト、作曲家、指揮者です。       1998年、1999年のJORGE CUMBO Japan Tourのメンバ−でした。ピアソラ他界後、アルゼンチン音楽に革命がおこり、
多くの実力あるミュ−ジシャンの手でまたひとつのアルゼンチン音楽が世界に広がっていきました。
彼もその担い手となって活躍中のミュ−ジシャンの一人と確信しております。自分は、様々なジャンルの音楽を経験し
プロとしてこなし消化することで、今やりたい音楽に挑戦していきたいと考えております。
ヘラルド氏も同様の目的をもったア−ティスト。我々の共通点を基にしたProjectです。

アルゼンチンからカルロス・ブスキ−ニ氏が、日本からヴァイオリニストとして金子飛鳥さんと平松加奈さんが
本ツア−に参加してくれます。

カルロス・ブスキ−ニ氏は、ヘラルド氏同様アルゼンチン音楽を継承するミュ−ジシャンです。
力強く美しい彼のギタ−とベ−スは、上品に主張しつつも他のメンバ−の演奏に暖かく溶け合います。
彼の音楽には、彼の生まれ育ったアルゼンチンの風土を感じさせる魅力もたっぷりと含まれています。

金子飛鳥さんは、Asian Fantasy オ−ケストラにて10年間、色々な国の良さに出会い吸収してきたヴァイオリニストです。
ヴァイオリンは西洋の楽器であるがその認識が崩れ、更にヴァイオリンを弾いているという認識させも忘れていると彼女は語ります。       それ故 彼女の演奏は、圧倒的な表現力と包み込まれるような生命力を感じさせるのでしょう。

平松加奈さんは、Spanish Connection でも人気のヴァイオリニストです。ジプシ−の道筋をたどり、そこで生まれた楽器とともに        素敵な音楽の旅をしています。フラメンコ音楽をコアにしてクラシック、ポップス、ジャズ、民族音楽など幅広いジャンルで活動、
豊かな音色と彼女自身が一体化して、華麗に、舞うようにヴァイオリンを奏でるア−ティストです。

本ツア−メンバ−は、生活・生命に根付いた音楽を身体の中に取り入れ、消化し、そこからまた音を生みだしたい。
様々な国のエッセンスや多種のジャンルの音楽経験を基盤にその音を伝えたいと思っております。
大地、生命、自分などあらゆるものが解き放たれた音に興味があります。
ジャズであり、フォルクロ−レであり、タンゴであり、時として クラシックでもあるこのグル−プの音楽はあえて言うならば、

                  “Jazz con Aroma a Folklore”
                  (フォルクロ−レの香りのするジャズ)

本ツア−にて、皆様に解放された音楽空間の心地よさを味わって頂ければと願っております。

2004年7月
八尋知洋

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