「失敗しない家づくり」勉強会 実践塾

自分の考えをはっきり伝えられること
 住宅という、あまり経験のないものを建てるのですから不慣れというのは皆同じようなものです。
ただ、私らからはっきり言えることは、建て主さんの思っていることは業者はほとんど知らない
ということです。

だから、業者は建て主さんの思っていることをよくくみ取り、建て主さんは自分の思いを
業者に(あるいは関係する人に)よく伝えなければならないのです。
どうもここがよく理解されていなくて、あとから不平不満が出てくるというケースが多いのです。

親子でもよく意見が伝わらないということがあるのに、他人のほうにはなおさら伝わりません。
今までにそれほど親密でもないのに受け手側も100%わかるなどと言うことはまずありえません。
だからこそ、両者がいっしょになって、ものの考えをいわなければならないのです。

説明しにくいものは写真などを有効活用する
「伝える」ということは簡単なようで難しい面があります。特に色合いや雰囲気というものは
口では簡単に言えません。
そこで今のデジカメとか雑誌写真など参考になるものは何でも切り抜いて溜め込み、いざと
いう時のために蓄えておくことをおすすめいたします。今ではカラーコピーも簡単にできるように
なりました。
こうした現代の技術は十分に活用して、伝えミスのない様に心がけましょう。

建物の基礎的なことを理解する
この(実際にやっている)勉強会では、現場を見ながら勉強するということを重要視しています。
ただ見ても最初からわかる人はおりませんが、少しづつ勉強しながら見学していくと、
いつの間にか、「ああ、あのことか」とわかるときがやってきます。

現場を見るということはそういうことです。何も現場を見たからもう取り囲みをされるとか
そういった考えは(この勉強会については)無用です。

ひとつのことがわかると、こういうことって面白みが急に出てきて、次々と疑問と質問が
出てくるようになります。
すると、今までにわかっていたような自分の頭が180度切り替わってきて、プロが仕事して
いることの理解ができてきます。

なぜ、住宅はこういうことが必要なのか、この人(大工)は上手だとか、あの人とはやり方が
少し違うとか、いろいろな比較が出来るようになってきます。
そうなれば、自分の思いをさらに伝えやすくなり、いっしょに家づくりをするパートナーとして
対等に見られるようになってきます。

基本的には、大工さんはあなたが家を建てようとする代行者なのです。

相手(業者)を盲目的に信じないこと
よく失敗した人の中には、「あの人はと信じていたのに」と嘆く人がいます。
しかし、私から見れば、それはあなたの勝手な信じ込みが原因だと思っています。

前述したように、大工さんは技術は持っていますが、あなたの思いは知りません。
それをはじめから良い大工さんだと信じすぎて「良い建物」が出来ると考えてしまった
あなたのほうが大きなミスを犯しているのです。

いくら、過去に建物を見たとしても、それで大工さんの技量はわかっても、大工さんは
あなたのことは殆どわかっていないのです。そこを誤解しないことです。

注文住宅というものは、いつもゼロからの出発です。 
腕の良し悪しと家の出来は連動しますが、同じではありません。

家族の5年先、10年先、15年先を考える
日本人の場合は「家」というものを固定的に考えている人が多いです。
しかし、家族はある程度の年数がたつと変化してきます。子供が進学するとか
家を離れるとか、家族の人数も変わるし、自分の年齢も変化していきます。

年齢をかさねれば、自然と高いところが苦手になってきます。そういった変化を
家づくりに生かしていけば、多少なりともそのときになってやることが省けるかもしれません。
目先の流行に追っかけられ、売り手のトークにのせられてあとから後悔する事も
ずっと減らせるでしょう。

「省エネ」とか言われていても、あれやこれやとやっていたのでは本当の省エネには
なりません。
何もやらないことが本当の省エネだと考えますが、それならば、このときに先々のことを
考えて、今効率よく動くことのほうがずっと貢献することになると思います。

家を建てる(建て替える)周囲の確認
家を建てるときは、まわりが先に建ってしまったほうが有利です。もし、自分のところで
先に建てて、あとから回りの家が建ってきたら、最初に考えていたことなどが番狂わせに
なってしまうことが多々あります。

建てる時の注意点は、お隣の家の窓や開口部と合致しないようにすること。
日本の家は南北よりも東西のほうが家が接近しているので、火災や地震になったときに
共倒れやもらい火をなくするには、それなりの注意をしていなければならないということです。

狭い敷地なら、遠目をきかすことも大切です。家の設置面の東西南北、どこかに敷地の
ほかに広がりを感じられるところがあれば、それを窓などの設定に生かして、より大きな
空間を感じられるような策をとるのです。

60坪でも100坪の空間があるかのごとく。

迷ったらどうするか
家づくりは迷うことが非常に多いものです。そこで、迷ったらどうするか。
住宅メーカーなら建て主を迷わすヒマを与えないほど次から次へテーマをつきつけ、
来週は次にこういうことを決めますので、それまでにこれらを片付けておいてくださいと
たたみこんできます。

しかし、本当にこういうことをやっていたら、後からストレスがたまりにたまって爆発して
しまいます。世間の多くはこういったやり方でやられていますが、やってしまってから
過去形になってからではもう遅いのです。
多くの人が、「もっとゆっくりやればよかった」と反省してますが、後の祭りです。

家づくりに迷ったら、絶対先に進まないことです。


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