設計について

家をどう捉えているのか。
 家をつくる場合は、みなさん考えることとして 住みやすくて、家族がまとまって、あかるくて、 丈夫で、健康的で、長持ちしてと考えると思います。 それはけして間違ってはいません。 当然、建築基準法だってあるし、設計士さんだって 関与してるし、間違うはずがないと思っているのです。

 もう、私の家造りはばら色だと思ってしまうでしょう。 でも、現実はそうではなく、自分の伝えなければ ならないことや、商品の知識が足りなかったために あとからのトラブルがポコポコ出てくるのです。
 
 間違うはずがないと思っているところに間違いが 出るのですから、そういうことが続くと自分でも自信を 落としてしまうこともあります。

 近年の住宅素材は同じように見えて中身が変化して きているものが多々あります。 外国から輸入されてきているタイプもありますし、日本の 生活習慣とはまるで違うものもあり、それなりに業者が 調整してやっているものもあります。

 そんな中で何が変わらないかというと、ここ日本の気候と 自分たちの染み付いた生活観です。 イスとテーブルの生活にあこがれて、それを手に入れても 現実には床にカーペットをしいてゴロゴロしていたり・・・ こんな光景は良く見かけると思います。

 これなどは、憧れだけが先行して足元を理解していない という典型的な表れだと思います。

 別にそれはそれで我慢していければ良いでしょうが、何せ 背伸びしていることは疲れることです。
 知らず知らずのうちに会話がなくなったり、口論が多く なったり、不和の元が増えていきます。

 ツーバイフォー住宅を選んでしまって、和室がほしいなんて 私らから見れば、なぜ、無理無理にそんな異文化の違いを くっつけてしまうのかと思います。

 もともと畳のない国で、寝るまで靴を脱がない生活習慣で 本当に横になるのはベッドに寝るときだけというパターンに なぜよくそういった純和の考え方が入ってしまうのか。 住宅はどこでも同じと考えているからに他ならないからです。

 住宅も、その人にとって適切な家というものがあります。 その一つひとつは全部違うもので同じように見えても まったく同じというのはありません。

 チェック項目として書けるものは比較的簡単なことです。 むしろ、うまく文章として書けない、伝えずらいことのほうが 建て主さんにとって大事なことだと思います。


地盤調査
 土地の良し悪しは見ただけではわからない。
 特に新しく造成された地区は注意が必要。
 
 一番良いのはその土地の人に聞いてみること。
 詳しく地形(原形)を説明できる人はいない。
 
 埋立地というのは何年経っても下の層と融合しない。 雨が降ったら一度は旧層のところに水がたまる。
 これがきついと地滑りになる。

 やわらかさも年数に比例して固まるとは限らない。
 造成したオペレーターの作業方法にもよるが、
 旧層と同じにはならない。

 地盤沈下は複数の要素で起きる。
 一番多いのは 埋め立ての要因。

 一生ものの家を建てるのだから数万円で出来る
 地盤の調査費は高くはない。地盤調査写真
 
接地道路
 道路として認められるのは公図に載っている道路で
 現状の使用している道路がそうだとは限らない。
 建替えのときにこの問題でつまづくケースがある。
 進入道路が狭い場合はセットバックも必要となる。
※セットバックの解説
       道路の中心から相互に2mづつ下がり         合計で4m道路を確保するもの。             樹木なども切らなければならない。

日照
 特に冬の日陰は暖房費に大きくひびいてくる。
 冬至のときの日差しを調査しておき、自然の熱を
 うまく利用したい。

風向き
 どこでも「その土地の風」がある。上手に小屋裏の   熱気を逃がせればお金をかけない省エネになる。

排水
 高い土地であっても周囲からみて低ければ激しい
 雨のとき、排水があふれ局部的な洪水になって
 しまう。土地購入時のチェック事項としておきたい。

耐震壁
 今の建築基準法は「最低の壁量」を確保するという
 解釈だ。基準値の1.5倍は確保しておきたい。

しなりを持たせる
 近年の耐力壁というのは面材を使うことが多い。
 これだと本来家のもっているしなりはなくなる。
 東日本大震災でもしなりのない鉄筋コンクリートや
 石膏ボード+クロス壁が多く被害を受けたことを
 見れば 硬いから丈夫ということは言えなくなる。
 今の木造の家は木を使っていながら木造になって
 いない。

濡らさない
 配慮する点の最重要事項は 「濡らさないこと」
 特に集成材と合板は禁物。
 昔の家はそれを重要視して造られていた。

基礎は高さが大事
 住宅の湿気は基礎の高さが関係している。
 低いよりは高いほうが良いのは当然。
 地盤が良ければ通常の基礎でも問題ない。
 
基礎は高さが大事2
 基礎が高いということは、床下を人間が管理できる
 ということになり、シロアリの行動も監視できる。
 薬剤を使わなくても良いことになるから健康管理
 にも役立つ。

基礎の通風
 基礎パッキンは樹脂で、経年変化の実績がない。
 それに防鼠(ぼうそ)部材をつけたらホコリ・くもの巣  などで規定の通風は得られない。
 設計(理想)と現 実は違う。



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