陥りやすいミス @

展示場の見学時期
皆さんは住宅を考えるようになったら、まず展示場と本を買うというところから入ります。本は別としてもいきなり展示場にいくのは無茶というものです。
たくさん見られるからとか、イベントがあるから、何かがもらえるとかは何の収穫にもなりません。
展示場にいくのは、自分の家づくりが固まって来て、補助的なわからないところなどを補佐するのに行く、そういう利用の仕方をするのが一番参考になります。展示場側からすれば一番いやな客ですが。

自分の生活と憧れ
展示場に一度行った方はご存知でしょうが、とても豪華な造りになっています。それは一発で奥様の心をつかみ、顧客としてゲットするために最高の演出をしているからです。
しかし、客からみれば自分の生活に合わないものをたくさん見せられて錯覚を起こしているだけですのでその生活が自分のものとは一致していません。
「すてき」だけで決めてしまった人には、後日その差がどしんと迫ってきます。

お隣との距離感
建物は法律どおりに造ったからといってお隣さんの心情を損なわないとは限りません。雨水・雪の落下など、たくさん配慮するところが出てきます。
自分だけのことしか考えずに隣近所に気まずい思いをしないように配慮したいものです。後から建てて、窓と窓がぴったり合ってしまい、「こんにちは」にならないよう配慮しましょう。
これは火災のときに直に火を受けない・あてないという意味でも重要です。

植栽のスペース
植物はなごみをあたえてくれてとても良いのですが、どんどん成長していきます。そして、当初考えていたよりもスペースをくってきます。
密集してくると家の中が見えにくくなり、防犯上もよくありません。それに段々高齢になっていくと、庭木の手入れが出来なくなっていきます。樹種や特徴をよく検討して決めたいものです。

日照の時間帯
団地など、今の住宅地は60坪から70坪位の広さが多くなっています。このくらいの面積だと法律を守って建てたとしても日照は十分には得られません。
周囲の建物の位置、日照可能な時間帯と、どの位置が一番良い場所なのかを割り出して、図面に反映させていきましょう
採光(窓の位置)なども十分検討して高窓などを有効に
活用していきましょう。

集中豪雨の水はけ
高い土地であっても、それなりに水はけが悪いところが出てくる場所があります。特に集中豪雨的な降り方が多くなっている最近は、その配慮はかなり重要になってきています。
排水側溝が完備されていても何かゴミが詰まっただけで大きなプールになってしまいます。そうならないか、冷静な判断が必要です。

「勝手に思い込み」の坪単価
もともと、坪単価などというものはあやふやなもの。あらわし方に法的な規制はないので、世間のビルダーはやりたい放題です。

なぜ、メーターモジュールなのに3.3uなのか・・。これらは4.0uで表さなくてはいけないものです。

計算基礎も延べ床、ポーチ、バルコニー、テラス、内部吹き抜け、ポーチ階段、外部ふかし壁まで入れるとはっきり書いてあります。都合の良い「施工面積」とかの言葉を使うのです。

一般建築では通常このような範囲までは入れません。単なる坪単価を安く見せかけるための分母増やしです。ですが、これらの単価云々をいう前に「施工仕様」というものがなければならないのですがそういったものは見当たりません。
床、壁、天井、収納、開口部、はどういうもので作られているのか。それは展示場でみせてわかったことにさせてしまうのです。

次は
山から皆さんの住まいになるまでの「木」の流れについて、
皆さんがほとんど知ることがないこと見たことがないこと(あるいは設計士が誤解している)をお話します。

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「失敗しない家づくり」勉強会 実践塾

 
課外編 茨城県大子森林組合の丸太置き場にて



区画整理で建替えの解体現場 7年前に
屋根を直したので瓦を再使用することになり、
ていねいにおろしている。


小屋梁を露出させ開放感を持たせている。



吹き抜け上部からの採光を優先した。
柔らかい光になるようにキャットウォークを設置。



通常こういった犬走りは面積計算に入れない。
しかし、ローコスト住宅は施工面積として入れている。
単なる坪単価を算出する分母増やしである。