【CHAPTER2−07】



→ バザール広場 →  中央ホワイエ →  センター前広場 →  207号室 →



《バザール広場》

老婆
 (※あやしい小包所持・濡れていない場合)

 「待たれよ!」

 「いまそなたがたずさえしその小包…」

 「危ういのう…実に危うい!」

 「それこそは、そなたを破滅のタオへと導く
 魔性のモノ」

 「悪いことは言わぬ。このババに渡すがよい」

 「魔を払ってしんぜよう…」

アルーア
 どうしよう?

 『 小包を渡す
  小包を渡さない』

老婆
 (※『小包を渡す』を選択した場合)

 『あやしい小包を使用した』

 「…ケンメイじゃ」

 「これでそなたの悪しき運命も、少しはおさま
 るじゃろ」

 「…このババのフトコロとともにのう…。
 ふぇっふぇっふぇ!」

 (※3回目の選択肢で『小包を渡す』を選んだ場合)

 『5000新元しかくれなかった!』

老婆
 (※『小包を渡さない』を選択した場合)

 「そうか。渡さぬか。
 たといそれがそなたの生死に関わっても…
 渡さぬと言うか?」

 『 小包を渡す
  小包を渡さない』

老婆
 (※2回目の選択肢で『小包を渡さない』を選んだ場合)

 「おろかな。では…
 もしこのババが代わりに30000新元払うと
 言うても、それでもなお渡さぬと?」

 『 小包を渡す
  小包を渡さない』

老婆
 (※3回目の選択肢で『小包を渡さない』を選んだ場合)

 「哀れなりっ!…
 仕方がない。そなたの命運はこれで尽きた」

 「どっか行って勝手にくたばりゃええわい!」







トウコ
 (※木のたるダイブ後、
 『状況を報告する』を選択した場合)

 『アルーアは『バーのニ階』に
      ついて話した    』

 「そう…。あのバーの二階で…そんなことが…」

 「誰かが住んでいたというのね?
 そして…木箱に何かを隠した、と…」

 「このバザールは商店街だから、それっぽい木
 箱はいたるところにあるわ」

 「あきらめて一個一個探すか、もしくは…
 もしくはとても隠しそうにないところ…」

 「たとえばどこかの店の…
 商品を保管している箱とかはどうかしら?」



《中央ホワイエ》

ラーベン
 (※あやしい小包を所持している場合)

 「捜査の方はどうですか? アルーア
 順調に進んでいますか?」

 「今回の件で、住民たちは大変傷ついているよ
 うですね」

 「つい先ほども、スラムの元締めと名乗る男が
 やってきました」

 「スラムとバザールの封鎖を解いてくれ、と…」

 「もちろん、まだそんなことは出来ませんが、
 よほど厳しい思いをしているのでしょう」

 「早くこの件が片付いてくれればいいのですが」



《センター前広場》

ハンナ
 (※あやしい小包所持・濡れていない場合)

 「ソロス! おおソロス!!
 ソロ……あら!?」

 「あらあらあらあらっ!?」

 「この匂い…そしてそれにともなう
 そこはかとない夢遊感覚…」

 「それはもしかして…
 アレじゃございませんこと?」

 「まーなんてことでしょ!
 なんてことでございましょ!?」

 「お固い教会の方にしてはずいぶんと粋なモノ
 をお持ちでいらっしゃるけど…」

 「これがいったい何なのか、ご存知です?」

 『知っている
   知らない 』

ハンナ
 (※『知っている』を選択した場合)

 「あらやだわ!…
 お若いのにずいぶん経験ゆたかですのね」

 「…でもそれなら話は早いわ。
 どうでしょ? ほんの一かけで結構です。
 ゆずっていただけません?」

 「なに、ほんのちょっとです。
 誰に渡すのか知らないけど、絶対わかりゃしま
 せんて!」

 「もちろん、お礼はたんまり…」

 「いかがでしょ?」

 『ほんの一かけ渡す
    渡さない  』

ハンナ
 (※『ほんの一かけ渡す』を選択した場合)

 「おほほほほほほほほほほほほほほほ!!
 …んじゃ少しだけ」

 「えいやっ!」

 「あらま…こんなリッパなマギスパイスなんて
 何年ぶりかしら?」

 「じゃおすそ分け。
 はい、あ〜んして!」

 『 あ〜んする
  あ〜んしない』

アルーア
 (※『あ〜んする』を選択した場合)

 …何だ…これは…

 世界が…
 めくれかえっていくような

 私を残してすべてが…

 時間も…空間も…

 すべてが…

 (気づくとアンドレの前に立っている)

 !
 …ここは?

 いったい…何が?

アンドレ
 「おい、ねーちゃん!」

 「どうしたい? ぼーっと突っ立って」

アルーア
 …前にも一度、こんな…
 いや、気のせいか?…

 (あやしい小包入手前の状況に戻るが、
 ハッサンのイベントは再度起こらない)

ハンナ
 (※『あ〜んしない』を選択した場合)

 「あ…あら、そう? もったいないわ…」

 「でもこれっぽっちじゃみんなにはとても…」

 「そうだ! アレでいきましょう!
 みんなで楽しむにはアレが一番!!」

 「それじゃみなさん、行きますわよ!!」

 『ハンナはマギスパイスを
   ドラム缶に放り込んだ 』


 「おおお…」

 「こりゃええ香りじゃ…。
 若返ったような気がするわい」

 「腰の痛みも吹っ飛ぶわいのう…」

 「はあ…ソロスが戻ってきたかのようですわ」

アルーア
 確かに…

 心がリフレッシュする
 感じだ

 マギスパイス…
 教会内では禁じられている
 理由も、わかる気がするわ

 こんなものがあれば…
 神の助けなどみんな必要と
 しないだろう

ハンナ
 「ああ、そうでした!
 お礼をさせていただかないとね」

 「つまらないものですが、ほんの気持ちだけ」

 『ケアシリンダMを入手した』

ハンナ
 (※『渡さない』を選択した場合)

 「あら! あらあらあら!?
 …なんてケチ…もとい、用心深い御方でございま
 しょ!」

 「んじゃ結構です! ええ結構ですとも!!
 すっぱりとあきらめますわ! ふんだ!!」

ハンナ
 (※『知らない』を選択した場合)

 「あらもったいない!
 こんな素晴らしいモノをお持ちでいながら、
 それが何なのか知らないだなんて!!」

 「…ということは、それはあなたのではなく…
 誰かにお届けになる途中ということ?」

 「ま、このスラムでそれだけのアレを手に
 できるなんて、あのディルキンくらいでしょう
 けど…」

 「ディルキンならいませんわよ。
 さっき何やら忙しそうにして出て行ったわ」

 「何でも教会に用事とか…
 ま、くわしいことは知りゃあしませんけどね」



《207号室》

アルーア
 (※あやしい小包を所持してラーベンに会う前、
 濡れていない場合)

 いない…

 確か207号室だったはずだ

アルーア
 (※ハンナとの会話で『知らない』を選択した場合)

 そういえば教会に行ったと
 言っていたわね

アルーア
 (※ハンナとの会話で『知らない』以外を選択した場合)

 どこかに出かけているの
 だろうか?

ディルキン
 「おお! これはシスターズの御方!
 いやアンドレから話は聞いております」

 「こともあろうに教会の方に使いを願うとは、
 あやつもいったい何を考えておるのか…
 まことに申し訳ございません」

 「まあ、ものがものだけに…
 教会の方に運んでいただくというのはグッドア
 イディアではありますが…」

 「アレをまさか教会の方が持っているなどとは、
 誰一人想像だにしないでしょうから」

 「それではさて…
 お引取りさせていただきましょうか?」

 「……………どど、どうしました?」

 「さ、さあ! どうぞお渡しください」

ディルキン
 (※あやしい小包を誰かに渡した場合)

 「え?」

 「あげ…ちゃわれた?」

 「わははははははは!
 またご冗談をっ! もうっ!!」

 「えへっ…よろしいですか?
 あのマギスパイスはですね、大戦中にサマルカ
 ンドのハイテク錬金術師が調合したといわれる
 ものでございまして…」

 「ひとたびそのかぐわしき香りを吸い込むや、
 心身は時空をこえ、新たな地平に旅立つとさえ
 言われております」

 「また生産量の少なさから、いまやその価値は
 同量の高純度プルトニウムにも等しいとされ…」

 「つい最近も、その取り引きをめぐってコミュ
 ーン戦争がぼっ発したとかしないとか…」

 「それはもう、あははと笑っちゃうくらいに、
 大変なシロモノなのでございます」

 「そんなものを、こともあろうに…
 人にあげちゃっただなんて!」

 「そんな冗談………」

 「冗談………」

 「…では、なさそうですな?」

 「いたしかたありません。そうとなれば…
 わたくしも為すべきことをなすまで…」

 「教会の忠実なる下僕たるわたくしがこのよう
 なことをするのは非常に心苦しいのですが…」

 「あなたも教会禁制の品を運ばれた身。
 公になるのは好まれないでしょうし…」

 「ここは一つ、しかるべきものを出して頂きま
 しょうか?」

 「悪しからず…」

 『アルーアは30000新元を
       支払った     』

 「これっぽっちでは何の足しにもなりませんが、
 仕方ありませんな。お互いに…」

ディルキン
 (※あやしい小包を濡らした場合)

 『あやしい小包を使用した』

 「あ、あ、ああああああっ!!」

 「何ですか! ななな何ですか!?
 この、このもっちゃりと湿った感触は!?」

 「まさか…まさかまさか…あなた…」

 「あのマギスパイスを…
 同量のプルトニウムよりも価値があるといわれる
 あの天下のマギスパイスを…」

 「ぬらしてしまったと?…」

 「ぬぬぬぬぬ…ぬらしてしまったというのか!?
 このオロカモノめがぁああああああ!」

 (戦闘:デスディルキン)

 よくも…よくもあの香しきスパイスを…
 
 
 (戦闘終了)



《CHAPTER2−08》



或る記録の残滓