― | アルーア | う……… 何だ?… いったい、何が
もの凄い、衝撃だった… 車両が一瞬、
そして激しい爆音… まさか………
だとすると …異端ども……
教会に仇なすあの背徳者たちが 破壊工作を企んだとしたら? ……… …ここで考えていても とりあえず
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外 へ |
アルーア | 誰!
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レナ | 「ちょっと! ちょっと待ってったら!!」 「…いや、いま外を通りかかったらさ。 「だから、誰か生きてたら助けてあげなきゃと
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アルーア | 彼女はレナ・スパーリング。 ミッション前に渡された
彼女はミナミのマフィア
そして週に一度は 今日はその帰りという訳だ 確か、車内ですれ違った時に
歪んだ欲望と
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レナ | 「まったく、いったいどうなってんのよ!?」 「あんなひどい事故から生き残れてラッキー! 「どこもかしこも行き止まり。サイアクだわ」
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アルーア | 思念がまるで火花のように きらめいている 『アルーアはダイブした』
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レナ | どいつもこいつも何よ ふざけやがって あたしをダレだと あの人に連絡さえ シット深いから でもヤバい あの人にばれる 一晩中責められる 何とか うまい言い訳を あいつも殺される あいつはいいけど
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アルーア | これが私の力… マインドだ 対象が心を持つ者であれば
もちろん、ただ単に マインドを帯び、
そうやって…
今回のミッションの内容も 逃げ場のない高速列車内… この事故さえ、なければ…
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レナ | 「ねぇ、あんた… よかったら、一緒に動いてあげてもいいわよ」
「こんな訳のわからないところで、一人でいる
「ねえ…そうしない? 一人より二人の方が
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アルーア | 彼女の思念は 激しいエネルギーを 放射している 良い悪いは別として… 彼女をオトリとすれば
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レナ | 「まあ、そんな無愛想な顔すんなって!」 「これでもあたし、ミナミのタオに顔が利くん
「ここであたしの役に立てば、外に出れた時に 「それじゃ、ま…ヨロシクね」
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名 も 無 き 乗 客 |
アルーア | (※初回ダイブ時) 死体になどダイブする 底知れぬ闇に呑まれる
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名 も 無 き 乗 客 |
アルーア | すでに死んでいる… 確かミナミで人体改造の 教会の資料ではAランク…
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レナ | (※共に行動している場合) 「うっわーー! すげーな。
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― | アルーア | (※どこかを調べた後・車外へ出る前) それにしても
外はいったいどんな状態に
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散 乱 す る 物 品 |
― | 誰か助けてー いったい何が起こったんだ 目が目がつぶれちまった… な 何も見えない! まずいことが起こった 血よ 血が出たわ オレは死んじまうの 針 針はどこに? 神様…お助けください 爆弾だ爆弾が落ちた! 異端の仕業だ とりあえず生き残ることだ お母さん 助けて もういや…帰りたい…
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アルーア | パニックに陥っている 乗客の中で一人だけ、 落ち着いていた人物が いたわ
ノイズがひどくて
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散 乱 す る 物 品 |
アルーア | 奥に何かある… 『念破針を入手した』 これは…撃針?
延髄から視床下部に直接
それもこれは、通常のモノに マインド使い向けの撃針だわ そんなものが…
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レナ | (※共に行動している場合) 「うわわ…何かヤバそーだな、おい!」 「…ってお前もそんなの拾ってどーすんだよ!」 「…まさか、お前それ、何かトンデモねえプレ
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か た む い た 座 席 |
アルーア | 奥にカプセルが落ちている… 『リンを入手した』 人工線虫だ…
脳内に寄生させることに 思念戦闘を強いられる どうしてここにこんなものが 教会の精神工学技術の結晶 通常の者ならば、 どうして、そんなものが?…
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レナ | (※共に行動している場合) 「何だよそれ! 気持ちワリーな…」 「や、やめとけよっ!! 「た、頼むからさ!
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― | アルーア | (※針と蟲の両方を入手した後) さっきの撃針… 間違いない 私以外にもこの列車に もし教会のマインド使いなら ということは、敵だ…
教会に敵対する勢力の もしかすると… 気をつけなければ…
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― | アルーア | これは… 思った以上の惨状だわ 線路の基部が破壊されて こっちは …事故が起こったといっても ただ、皮肉なことに…。
私にとっては好都合だ。 なぜなら… わかっているのは 渡された資料も十名あまりの そして私の任務は その異端者が誰なのかを
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レナ | 「ひゃはははは! すげーアリサマだろ!? ま、お互い死ななくてよかったって感じ?」
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ト ン ネ ル の 向 こ う |
アルーア | 事故で完全に崩壊して しまってる。 トンネルは完全に塞がれて
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従 業 員 用 倉 庫 2 |
アルーア | (※チャニと話をする前) (何かを殴打するような音) この音は?… (扉を開けようとする) 鍵が閉まっているわ。
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? | 「うるっせえ!」 (打撃音・連続、女の悲鳴) 「ひゃは!…はっ! (打撃音・単発) 「はあっ…はあっ…は、ひゃははは! (打撃音・単発) 「うらっ!」 (打撃音・連続)
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アルーア | 扉のすき間から 濃い血の匂いがただよって くる… いったい中で
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レナ | 「あれ………女の悲鳴だよな? 中でいったい何やってやがンだ?」
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― | フィオナ | 「まったく、イヤんなっちゃうわ…」
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アルーア | 彼女はフィオナ・ハート 確かリストには ブルースの歌手だとあった
ミナミ・セントラルのバーを 月に三回、新東京のクラブで それなりに有名な歌手のよう 不運だったわね
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フィオナ | 「まったくもう! 出口なしって感じ。お手上げよ!」 「下はガレキが崩れ落ちて足の踏み場もない
「上の管制室にしても…
「…おまけに男で生き残ってるのが変態のブタに
「いっそ全財産教会に寄付して、シスターにでも
「よほど前世で神様にツケがあったんでしょうね。
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アルーア | …感じる 激しい口調の裏に
恐怖と悪意がいりまじった 彼女が…ターゲットなのか? 『アルーアはダイブした』
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フィオナ | 死体死体死体死体死体死体死体 通信も壊れてた… 通信も壊れてた… 通信も壊れてた… 頭が割れるように痛い もうイヤ 帰りたい 私だけじゃない 声がもどったのよ 私だけじゃない みんな終わり… 「何よ? あんた…」 「いま、ものすごくおっかない目で私のこと
「ほんの一瞬だったけど… 「…薄気味悪い…」 「まったく、どいつもこいつも!
「私、上の管制室で助けを待つわ。
「…あんたたち、来ないでよね。
「線路向かいの倉庫にでも行ってみたら? 「あんたたちにゃ、お似合いかもね」
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アルーア | 彼女、心に接触されたことに 気づいたみたいね でも、どこか妙な感覚だった… もし彼女が異端者なら しかしそれらしい思いは 彼女は、ターゲットではない ただ… ほとんどノイズでしかなかった もちろん、一回のダイブで もう少し慎重に接触する必要
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レナ | 「…何だよ、あいつ?」 「失礼なヤツだよな!
「上に来ないでちょうだいって…
「ず〜っと閉じこもってりゃいいんだ!
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管 制 室 |
レナ | (※すぐに管制室に向かおうとした場合)
「…って何で上に行くんだよ!? 「………ま、いいか。 「いや! アンタのその根性のクサレ具合… 「さ、…んじゃ行こうか?
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― | レナ | (※すぐに管制室に来た場合) 「ほう…ここが管制室か…。 「あたしらもさ、ここでしばらくのんびりさせ
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フィオナ | 「何よ、あんたたち…」
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レナ | 「ケハハ! 来た来た!!」
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フィオナ | 「上がってくるな!って言ったでしょう?」 「私のことは放っておいて!」
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通 信 シ ス テ ム |
アルーア | ? 強い思念を感じる… 『選択に戻ってXボタンで
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通 信 シ ス テ ム |
― | 通信も壊れてるわ… なんでつながらないのよ… 頭が割れるように痛い 死体死体死体死体死体死体死体 もうイヤ 帰りたい 声がもどったのよ 絶対脱出してみせる なにか方法があるはずよ 赤い血がいっぱい白い床にこびりついていた 前の席の子供が…あんな、ひどい… 前の席の子供が…あんな、ひどい…
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アルーア | これは… フィオナの残留思念 まるで、気も狂わんばかりの
背後にゆっくりと迫っている 絶望的な状況に陥った人間の (※アンドロイド戦前) これほど無防備な思念の中に
とりあえず、彼女はリストから それにしても これだけの事故が発生したと
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? | (※ルラード戦前) テス! テス! 応答せよ!
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フィオナ | (※フィオナ戦前) 「来た! 来たわ!!…
「こちら…事故現場!! 事故現場よ!
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? | (※ルラード戦前) ぶっこわれた操縦室に・・・
クソ!・・ア・・・ロイド・
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アルーア | (※ルラード戦前) …切れたわ。 それに旧路線エリア…
まるで何かに襲われているよう
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フィオナ | (※フィオナ戦前) 「マコト?…」 「封鎖?…」 「誰よ、そいつ…」 「救助隊じゃないの?… 「バカじゃないのコイツ!! 「ああ…やっぱりロクでもないヤツばっかり」 「ここで救助隊を待つしかなさそうね…」
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レナ | (※共に行動している場合) 「ぎゃはははははははは!! 「勝手に期待して勝手に早とちりして… 「とことん勝手に毒づいてやがる」 「…どうせ自分だけ生き残れりゃいいと思って 「そんだけ根性くさってりゃ、大丈夫。 「ケハハハハ!」
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上 空 監 視 モ ニ タ | |
アルーア | この付近一帯の画像だわ。 モニターで見るかぎりでは 地震や火災などの災害は、 起こっていないみたい。
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― | バイオレット | 「何よ、これ。壊れてる…」 (金属を殴打する音) 「壊れてるわ…このエレベーター…」
「だって動かないもの… (金属を殴打する音) 「こんなにカチカチ押してるのにぃっ!」
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レナ | 「スイッチ押してるって… お前ドア蹴りまくってンじゃねえかよ…」
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バイオレット | 「壊れてるわ…このエレベーター…」
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アルーア | ……… 彼女はバイオレット・メリル さっき車内で会った時は それは明らかに嘘だ ミッション前に教会から
彼女はミナミ・セントラルの そしてちょうど十日前、 新東京にいた間、 しかし、新東京コミューンは そんな地に十年も住んでいて
何を企み、実行したところで ただ気になるのは、 そこに漂っていたのは そして、死者を感じさせる
その心にダイブした訳では
嘘をついていることよりも おびえてはいるものの 悪いけど、少し心の底を 『アルーアはダイブした』
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バイオレット | どうして私がこんなめに どうして私がこんなめに さっき影が走っていった 鳥みたいな声 頭がおかしいのかしら? 制御室の方から聞こえてきた 制御室 制御室 制御室制御室制御室 制御制御制御室室室 何かいるんだろうか? 何かいるんだろうか? 何かいるんだろうか? 何が!? 何が!?何が!?何が!?
「え?… え?? 「それよりあなた…いま私に何か…した?」
「はは…は! そ、そんな訳ないわよね? 「ごめんなさい。邪魔したわね」
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レナ | 「…あの女、何かヘンだぜ。 心がバカになってる、っていうか…」
「事故のショックがデカ過ぎて、壊れちまった
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エ レ ベ | タ | |
アルーア | (※ヴィに会う前) 上に昇るエレベーター…。 いまは動かないようだけど…
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レナ | 「…確かに、どーにも動きそうにないね」 「チクショーーッ!
「配線とかプラグとか電圧とかさ、そーゆー話
「そーゆーヤツが見れば、何とかなるかも知ン
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アルーア | メカニックやエンジニア、か… そういえば、乗客リストの中 に職業が技師という男がいた 車内でチェックした時の とてもほめられたものでは
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レナ | 「ホントにふんづまりだよな。 前にも一週間以上出なかったことあるけど…」 「それ以上の息苦しさとウットーしさだよ。 「まだ調べてないところはどこだっけ?
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ガ レ キ の 間 |
アルーア | 『ポータブルGPSを入手した』 ナビゲーションのような 『メニューのマップから
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